田んぼへの入水が始まり

先週よりも仕切り板の役割が気になってしょうがないシノラーです。

先週に引き続き

米俵の担ぎ方について

今日はこのテーマです。

先人達に学ぶ眠っている身体システムを目覚めさせる方法!

米俵運搬から考える 身体システムの再教育トレーニング~

ちょっとトレーナーぶってみました。

最近、会員Aさんにお手本を見せると

「上手やなー」って言われるので

「トレーナーっていう職業に就こうと思ってるんですよー」

って返すことが恒例になってきたのですが、

先日も竹下トレーナーが

新しく入会された会員さんに

「すごいムキムキですね!」

「何かされてるんですか?」

と言われたそうで。。。

久しぶりに笑いました。

どなたか今度、我がPROTEIOSの新たなトレーナーになった

シズリンにも聞いてみてください。

きっと面白い返しが来ます。きっと。。。

あるとき、私がお手本を見せると、

会員Aさんは私にこうも言いました。

「ほー、上手やなー。トレーナーとかしたほうが良いんやないん?」

とりあえず私は

「トレーナーの仕事に興味があるんです。」

って返しました。

そんな下りをよくやるのですが

お手本を見せて「上手やなー」って言われるときは決まって、

1つの動作面に対してのトレーニングではなく

3面すべての複合動作において

加速・減速・動的安定性を保ったトレーニングの

お手本を見せたときです。

会員Aさんからすれば知ったこっちゃないと思いますが。。。

いや、他の会員さんからしても知ったこっちゃないと思っているかもしれませんね。。。

でも、日常の痛みや動作不良はこの

3面すべての複合動作において

加速・減速・動的安定性を保ったトレーニングが

上手く出来ていないのが原因かもしれません。

そこで、今回は

米俵を担いで実際にその機能的なトレーニングを行い

実感していただこうではないかと思います。

ただ、問題があります。

このジムには米俵がありません。

そこで今回も米俵の重さと同じ60㎏のバーベルを使用して

担ぐ

運搬

降ろす

の一連の動作を行います。

まず最初は、クリーンで床から米俵を持ち上げます。

このとき、

体幹と地面との長軸方向の力伝達に関与する身体システムが発動します。

さらに、

仙腸関節を安定させるためのシステムも少なからず働きます。

担いだら運搬するのですが、

ここで理解していただきたいのは

歩くという行動が

片脚姿勢の連続

であるということです。

写真は左脚が地面に接地するタイミングですが、

この後は、右脚を進めます。

そうすると、右脚は地面から離れます。

そうすると、左脚での片脚姿勢となるわけです。

当然、歩いているので動作を止めるわけにはいきません。

このとき、横方向への安定性に関して乏しい方は

バランスを失い次に踏み出す左脚が右脚の前に来たり、うまく一歩を踏み出せなかったりするわけです。

あなたがフロントランジやバックランジ、

片膝付きでのヘイローを行った時に

横方向へ倒れそうになったら

中殿筋、内転筋群、腰方形筋などが反射的に働かない状態なのかもしれません。

運搬が済んだら

床へ置きます。

肩から米俵を降ろすときに60㎏の重さと落下速度がかけ合わさり

これをコントロールするために、

減速させるために殿筋群や広背筋などの背部のシステムが減速を手助けしてくれます。

このシステムが働かないと米俵は床に向かって一気に落下します。

一気に落下した米俵をヤバいと思って

頑張って持っても時すでに遅し、

藁がやられて中身のお米がこんにちはします。

この一連の動作でのポイントは様々な方向に対して

力を発揮する、コントロールすることです。

自分の身体はもちろん、重さをコントロールできるようにならなければ

米俵は持ち上がらないし、

肩に担げないし、

運搬できないし、

お米がこんにちはしないように床に置くことも出来ないということです。

あなたは日常生活において

これだけの要素を含んだ動作を行っていますか?

私たち人間は動くようにできています。

前後・左右・回旋などあらゆる方向において

加速・減速を繰り返します。

ただ歩くだけでも、

前に進んでいるだけではありません。

片脚姿勢の時に少しばかりの左右へぶれますし、

股関節・胸部を通じて回旋も起こります。

片脚姿勢に問題があれば、

回旋動作に問題があれば、

あなたの身体のどこかが少しずつ機能を失っているのかもしれません。


鎖を持って垂らしたことありますか?

普通はないですよね。

紐でもいいです。

興味がある方はやってみてください。

垂らした鎖を揺らします。

するとどんな事が起きるでしょう。

動かしたのは手元なのに

一番下まで揺れませんか?

私たち人間の身体も同じような構造になっています。

足首に問題を抱えていれば

いつか肩に問題が出てくるかもしれません。

鎖の中心部がすごく頑丈で上から来た揺れをいち速く察知し下まで行かせないぞ。と反射的に安定性を発揮してくれると

末端の揺れは最小限でとどまるかもしれません。

少し話が逸れましたが、

生活の中で様々な方向に対して

自分の身体、持っているものの重さなどをコントロールできるとあなたの身体は機能的に働きます。

自分の身体をコントロールできるようになったあなたの5年後は間違いなく豊かになっています。

そして、

重さをコントロールできるようになったあなたは10年後の将来、

間違いなく豊かな生活を手に入れています。

つまり、米俵を運搬できればあなたの人生は変わります。

ただ、ここでも問題が1つ発生します。

それは、あなたの家に一俵の米俵が無いということです。

いやー、米俵でトレーニングをしようと思ったあなた、残念です。

でも、この問題をPROTEIOSジムでは解決できちゃうんです。

米俵の代わりになるケトルベルもあるし、バーベルもダンベルもあるし、

米俵を運搬できるようになるための環境が整ってます。