「満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよい。」

「満足した馬鹿であるより、不満足なソクラテスでいるほうがよい。」

という言葉がありますが、

賢いソクラテスよりアホなマッチョになりたいと思っていませんか?

【運動習慣のある過体重】より、【運動習慣のないやせの方】が健康リスク、死亡リスクが高い、というのは知っている方も多いと思います

つまり

不健康なやせより、健康的な肥満がいいと。

(太っていてもいい、ということを言ってるわけじゃないですよ!)

(統計マジック的な誤解もあるし、一概には言えないと思っています。)

私もこのブログで何回か書いたと思います。

だから、運動しようね、と

体の見た目より、運動しないこと、それそこが問題なんだよ、と

しかしなぜ運動した方がいいのか、ということについてはあまり調べたことがありませんでした。

なぜ、人は運動した方がいいの?

「人体600万年史」

という本にヒントがありました。

もちろん、一説ではありますが、なるほど同意!

ということがたくさんありました。

ざっと説明しましょう。

我々人類は進化の過程で約600万年前に類人猿と枝分かれしています。

年代は別として、類人猿と枝分かれした、ということは知っているはずです。

そして1万年くらい前に農業が始まったわけですが、それまで人類は採取狩猟民族だったわけです。

現在のチンパンジーのように。

あ、ちなみにチンパンジーは雑食なので、小さな獣や猿も食べるんですよ!

それがつい最近の1万年前に農業が始まり、そしてほんのついこの間の200年くらい前から食べるものに困らなくなった、ということが書いています。

600万年から見れば1万年とか200年とかってほんのちょっと。

600万分の1万ですからね。約分すれば、600分の1。ほんのちょびっと。

600mレースの最後のほんの1m(笑)

200年なんてね、、600mレースの2cmくらいです。やっとそこで、精製した炭水化物をたくさん摂取するようになったわけ。

で、さらに現在はこれまでにないくらいのエネルギー余剰状態になっているので、肥満が増えているし、色々な病気が発生している

というお話です。

これまで2万年くらいずーっと狩猟採取をしてきて、やっと去年から米とか小麦食べるようになって、そして10月くらいから、コタツでお菓子食べるようになったというイメージです。

2万年前に比べ寿命は伸びたが、健康という面では採取狩猟時代の方が優れていたようです。

だからといってその時代に戻りたいわけではありませんが、やはり、いまの食生活を見直すこと大事だと思います。

人間の体は600万年前から基本的には変わってません。

農業が起こる1万年前までずーっと一緒だったわけですからね、

血糖値が上がるようなものは自然ではないし、人工的な産物はどんなリスクがあるか未だ不明です。

とりあえず、これまであったようなものを食べてた方がいいよね、というのはなんとなく分かる話です。

なにはともあれ【食事】と【運動】ですよ。あと【睡眠】

結局はこの3つです。

あとはあなたの自制心との戦いです

我々は我慢できないようにできているので、なんとかそれに打ち勝つような努力が必要なのです。

あなたが健康でいたいなら、運動は絶対に必要。

しかも、継続的に必要なのです

運動をすることのメリットや相乗効果は計り知れません。

単にエネルギー収支だけの問題ではありません。

ホルモンや腸内環境、脳への刺激、、、

体はある程負荷をかけられることで適切に適応するのです。

走れ、跳べ、挙げろ!

ということです。

全力とは言いません。

7割、8割の力でいいので、あなたの持つ力を使ってあげましょう。

絶対いいことあります!!

寝てマッサージされるのは、体が動かなくなってからでいいんじゃない?