昨日は広島原爆の日でしたね。
特にこの日にという訳ではないですが、改めて平和というもののありがたさを感じます。

さて、今日は
第二次世界大戦の時の話をしましょう。
主人公はアブラハム・ボルトという数学者です。

飛行機を守るための最小限の装甲は?

アメリカ軍は自国の飛行機が撃墜されるの減らすため、機体に装甲を施すことになりました。

ただし、飛行機全体に甲をすると機体が重くなる、かといって装甲が貧弱すぎると装甲の意味がなくなる。
どこにどれだけ装甲を施せばいいのだろう?
これがテーマでした。

軍人たちは帰還した飛行機のデータを集めました。
すると、あることが判明しました。
機体の損傷箇所は均一でなく、ある特徴を見つけました。
弾痕は胴体の方が多く、エンジンにはあまり当たっていなったのです。

将校たちは当然に効率化を考えました。
少ない装甲で防御すればそれだけ軽くなるからです。
装甲たちが出した結論は、弾丸が一番当たる所に装甲を集中すればいい!というものでした。

当たり前の結論ですよね。

さて、問題は飛行機のその部分に装甲を正確にどれだけの広さで施せばいいのか?ということでした。
この問題が、数学者のところに持っていかれたのですが・・・得られた回答は将校たちの予想とは全く違いました。

数学者ならこう考える

さて、その数学者ボルトはなんと言ったのか?
分かりますか?

彼は弾痕があるところには目をつけず、弾痕があまりないところ、つまりエンジンにつける、と言ったのです。

分かります?

見えない弾痕はどこに行った?

弾痕が少ないエンジンをなぜ防御しなければならないのか?

なぜか?

つまりは
見えない弾丸はどこにあるのか?ということ。

将校たちが研究したのは帰還した飛行機。
ボルトが考えたのは、帰ってこなかった飛行機のことなのです。

帰還しなかった飛行機、つまり撃墜された飛行機はどこに被弾したのか、ということ。

帰還した機体のエンジンには被弾してないのだとしたら、、、
帰還しなかった機体のエンジンは・・・
ということなんです。

エンジンに被弾した飛行機は墜落している、と予想したわけです。
(それを数式で!)

つまり、どれだけ胴体に被弾して穴が空いていようが、基地に戻ってくることが、機体にその部分に当たっても大丈夫ということの証拠だと。

翼や胴体、機首に被弾して戻ってくる飛行機は多くても、エンジンに被弾して戻ってくる飛行機は少なくて当然なのです。

言われてみれば「そりゃそうだ」という感じですよね。

なぜあの人の体はキレイなのか?

エクササイズでも同じようなことがあります。

筋トレしている人は、いい体をしています。
女性もキレイな体をしていますよね。

ヨガをしている女性がスタイル良くてキレイなわけ、

それは意識を高く持ち、長い間続けているからなのです。
筋トレに挫折した人、ヨガをやめた人は・・そこにいないのです。

これまで何度も言ってきていますが、
エクサササイズで一番大切なことは続けること。
これは間違いない。

今、結果が出なくても焦る必要はありません。

成長というのは、階段状です。
平坦な時期があって、その時期に頑張っておくと、そのうち階段が一つ上がります。

その繰り返しで身体が変わっていくのです。

ジムが楽しい→体が変わる→嬉しい・楽しい→やる気up
というサイクルが理想的ですね。

そのためにも、まずはジムでのトレーニングを楽しんで欲しいし、
私たちの仕事はその楽しみを見つけてもらうことだと思っています。

脱げる季節はもうすぐ終わりますが、また来年、夏はきます。
1年あれば別人の体になれますからね。10年あれば怪物になれます。

来年は今年よりさらにいい体で夏を迎えましょう!!
まずは、しっかりトレーニングしましょうね。