クラソノです。今年もあと2ヶ月になりました。

今年一番増えた情報

今年一番増えた知識はヨガについてですね。
ヨガスタジオをオープンする頃から、
やたらヨガに関する情報が入ってくるようになりました。

以前は気にもしなかった「ヨガ」という言葉に反応してしまうんですね。
こういう経験ありませんか?

先日も本を読んでいて、
全ての不調を「体が冷えている」せいにする記事を読みました。
要は体を冷やす食べ物や生活習慣が悪い、
という主張です。

病気になるのは体を冷やしたせい、
スポーツ障害の人の食生活は体を冷やす食べ物が多い
パフォーマンスが高い人は体を冷やしてない・・
とこんな感じです。
「だから体を温める食事をしよう!」
と。

本当か!?
人間の体ってそんなに簡単じゃないだろ!

とツッコミたくなるのですが、
そういうのを根拠立てて説明するのです。
その人にとっては 全てのデータなどが
「体を冷やすと悪くなる」
ことに結びついているのです。

坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い、みたいな感じですよ。

そういうのを確証バイアスとか認知バイアスとか言います。
バイアスっていうのは
「変更」とか、「偏った見方」ってことです。

確証バイアス?認知バイアスってなに?

簡単に言えば、
自分がこうあって欲しい、こうあるべきだ
という情報を取捨選択して取り入れる性質がある、
ということです。

これは普通に多くの人が無意識にやっています。
そうしないと入力される情報は多過ぎてパンクしてしまうんですよね。

例えばベンツを欲しくなると、
ベンツがやたら目に入って
「世の中ベンツばっかり」
という錯覚をすることです。

私はトヨタのアクアに乗っていますが、
世の中アクアばっかりだな、、と感じます・・・

最近芸能人が筋トレしたり、
本や雑誌にもトレーニングの記事があるので、
「最近、筋トレって熱いな!」
なんて思ったりしますが、
興味ない人に聞いても、
「そうかな?」ですよね。

私の場合は「タンパク質を摂るのはいいこと」
と思っているため、
菜食主義の方の主張はほとんど頭に残りません。
「そんな意見もあるんだ、ふーん」と。

逆に
「タンパク質の取りすぎは体に悪い」
「プロテインを摂るとむきむきになってしまう」
「プロテインってクスリみたいなもの」
と信じている人にとっては、
私が「タンパク質は必要!」
と主張すればするほど、
「この人、何も分かってないな」
となるでしょう。

人の意見を変えるのは難しい

こういうことを無意識にやっているので、
人の意識や意見を変えるのは大変なのです。

自分の正しいと思っている情報が入ってくる
→自分が正しいことをさらに自信を持つ
→また自分の考えを裏付ける情報が入ってくる
→さらに、さらに確証する→・・・
という繰り返しで、どんどん

自分が考えが正しい!

ということになるわけです。

正義は我にあり!

あなたが認めようが、認めまいが
ほとんどの人は自分が正しい、と思っています。
だから揉め事はおきます。
戦争はなくならないし、
論争も起こります。

自分の見方は偏っているのかもしれない、
斜めから見ているのかもしれない、
と意識することで、
正確な情報が入ってきて、
不必要な誤解や損をせずに済むことがあると思いますよ。

ちなみに、私は
「筋トレは良いことだ!」
「強いことは素晴らしい!」
「筋肉バンザイ!!」
と思っていますが、これって偏ってます?