子どもの体幹が弱いのですが・・・

先日、保育園の先生から
「体幹が弱い子どもがいるので、どのような運動をすれば良いか教えてください。」と言われました。

いやー難しい!

その子を見てないので、勝手に想像するしかありません。
何を見て体幹が弱いと言っているのか、どれくらい弱いのか・・

一般論としては、そういう子どもによくある共通点が
体が細い、扁平足、足が内側に倒れている、
膝が内側に入っている、妙に柔らかい箇所がある、
ジャンプがうまくできない、片足バランスが苦手・・・

という感じかなと。
で、そのまま小学生になって運動ができずに苦手になり、、、、
みたいな悪循環になるパターン。

あ、子どものことだから関係ないや、、、
と思わずに、
大人でも大切なテーマなので、この先もお読みくださいね。

子どもに体幹トレーニングは必要か?

体幹が弱いからといって大人がやるような、
いわゆる体幹トレーニングは子供には向かないと思います。
例えば、プランク(肘で腕立て準備の姿勢をするようなやつ)とか、TRXとか。

トレーニングで大事なこと

トレーニングはその意味を分かった上でやらないと効果10の1ですし、
そもそも子供がこちらが意図した通りにやることはありません!
こうしてね、と言ったところで、
絶対にポイントを外すし、説明してもわからない。
自分たちでやりたいようにやるでしょう。
何しろ3歳ですからね(笑)

そして、何よりこれが大事なのですが、
体幹が弱い、その理由を探すことです。
遺伝的なものか、小さい頃怪我をしてないか、
これまで運動する機会がなかったから筋力が発達しなかったのか、
視力が原因かもしれません。
明確に分かればいいのですが、
分からない場合はトライアンドエラーが一番早いのかな、
と思います。

何を求めているのか、それも大事

とりあえず普通の人並みに動くようになりたい、
というのが希望でしょうから、原因の追究は2の次にして、
まずは色々な刺激を入れて反応を見たいですね。

例えば、
ひょっとしたら視力が悪くて視覚情報を処理できずに、
常に怖いのかもしれません。
奥行感がつかめずにジャンプができないのかもしれません。
そういう場合は、
ブランコ遊びやトンネルくぐりなどでも
十分良い刺激になりますよね。

ではどうするのか?
例えば保育園でどういうことをすればいいのか?

園児にオススメの体幹トレーニング

運動や遊びの中で
体幹を強くする動きを多く取り入れていくのが
いいでしょうね。

例えば、縄跳びなんかはいいですよね。
でも、3歳はまだ縄跳びできません。
なので何かしろジャンプさせるのはいいでしょう。

トランポリンなどで遊ばせるのは良い方法かもしれません。
まっすぐ跳ぶって結構難しい作業なんです。
体の芯が決まらないとグニャってなりますよね。

動物のマネは鉄板種目ですね。
子ども動物好きだし、動きがイメージしやすいです。
熊さん歩きとか、ワニさん歩き、アザラシさん、
カエルさん、ウサギさんなど色々とやって欲しいですね。

あと体を固める必要がある動作としては
鉛筆コロコロ(体を伸ばして横向に転がるやつ)もおすすめです。

わざとちょっと重いものを持たせるなどして、
力を入れることを経験させることも大事ですね。
そういう子は最初からできないと自分で思っているので、
ゲーム的にやるのもポイントです。

園児のトレーニングで注意すること

何をするにしろ、
ポイントやエラー動作などがあるので
やはりキチンと指導したいところです。

そういう子は人並みにできないので、
できなくても注意しない、ということはすごく大事かなと思います。

3歳児といえど、ああしろ、こうしろって
言われると面白くないですからね。

「自分はできない」イメージを植えつけているようなものです。

「なんでできないの!?」とか言っちゃダメですよ。

なんでってて言われてもねぇ、ですよ。
できてなくても褒めればいいです。
何かしら努力はしてるはずですから。

長期計画で少しづつ良くなればいい
くらいの気持ちでやることも大事ですね。

PROTEIOS体操教室の役割

こういうことを聞くたびに、
ジムや体操教室もっと広げなければ!
との想いが強くなりますね。

「俺がやらなきゃ、誰かがやる」
ではなく、
「俺がやらなきゃ、誰がやる」
「誰もやらなきゃ、俺がやる!」
という不屈の精神で、来年以降も志高く頑張りますので、皆さんご支援、応援よろしくお願いしますね!