昨日、スポーツクラブ協議会という団体の例会があり博多へ行ってきました。

その道中に旅のお供として、「スターティングストレングス」(Basic barbell Training)という本を電車の中で読みました。

非常にいい本ですね。

高いけど、買って良かった。

やっぱり洋書が原書のトレーニング書籍はいいです。

「内容はどうでも売れればいい」的な、日本の書籍とは違います。

今日はその中から抜粋しますね。

私はこれを読み、電車の中で涙を流しながら、何度もうなづきました。


「鍛える理由」

まず、なぜ我々は鍛える必要があるのか?

について言及しています。

「好むと好まざるとに関わらず、体力とは生きていく上で最も重要なものです。」

という一文から始まります。

現代社会において、体力の重要性・必要性は少なくなりました。

人類の歴史10万年からすれば、ほんのちょっと前です。

それまでは身体の強さこそが、その人の人生の質と長さを決めてきたわけです。

もっと言えば、人類になる前からですね。

今ではその重要性・必要性はずっと小さくなりましたが、それでも体力の重要性は変わらない、と主張しています。

「我々は動物であり、最終的に意味を持つのは身体的な実体のみなのです」

「身体の弱い男は、身体が強ければ今より幸せだったでしょう」

「知性や精神性を重視したがる人間に、この現実は不愉快なものです。しかし、こういう人間にあってもスクワットが強くなったとき彼らに何が起こるのかを見ると、教えられるものがあります」

と。

そしてさらに面白い表現が続きます

「何百万年という時間をかけて、荒く身体を動かす生活に適応してきた現実は変わりません。最近になって「デスク」なんてものが発明されても関係ないのです

さらにさらに深いイイ言葉が続きます。

「私たちの筋肉、腱、神経が強くなる可能性を秘めているのは、否定できない事実であれ、そのことに目を向けなければいけません。長い真価の過程を経て得られたこれらの組織を無視してしまうのは、自らの命を危ぶめることになります」

そして、これらの組織が【”人間本来の状態”を保つためにも運動という刺激が必要なんだ】と主張します。

「私たちの身体は、運動という刺激があることで本来の状態に戻ることができる」

「身体を激しく動かすことがないのは、ヒトにとって不自然」

「私たちは何か問題が起きたときに、それを正すために運動するのではない。運動とはたとえ問題がなくてもやらなくてはいけないもので、運動をしなければ必ず問題が生まれてくる」

つまり、

運動とは何かのためにするのではなく、正しい状態を保つために運動をすると。

本当にボラボーです。

私が言いたいことをうまく表現していただいています。

これを読んで、やる気にならない人はどれだけ意思が強いのか!

と逆に感心します。


さて、ついに梅雨があけ夏になり、スーツの上着を脱ぎ、Yシャツ姿で歩く男性が見られる季節です。

「よくここまで育てましたね!」という立派なお腹を世間に晒して歩いている人の多いこと。

「双子ちゃんですか?」と皮肉の一言も言いたくなります。

一体どれだけの人が、ヒトとしてあるべき姿で歩いているのでしょうか?

どれだけの男性が胴回りより胸囲が大きいのでしょうか・・・

大分に住む人全員の胴回りを胸囲より細くしたい、、、

これを会社としての目標にしておきます。


さて、『スターティングストレングス』では男性をメインに取り上げられていましたが、女性も同じですよね。

ヒトとして、パソコンに向かって作業するのはいかがなものでしょう。

もっと動きましょう。

女性だって、もっともっと動いていたに違いないのです!


一応言っておきますが、男性も女性も筋肉には違いはありません。

ホルモンなどにより筋肉がつきやすい、つきにくい、というのはありますが、筋肉そのものを比べた場合は、男性も女性も同じです。


男性も女性も『動いてナンボ』なのですよ。

運動しなくても長生きできるかもしれませんし、運動をしても長生きできないかもしれません。

しかし、全体としてみれば運動した集団の方が健康的であることは間違いありません。

いいですか・・

生活習慣病で亡くなっている30代、40代もいるわけですよ。

私の同級生も昨年亡くなりました。

遺伝的なものもあったのかもしれませんが、そういう人たちがもう一度人生をやり直せるのであれば、もっと運動をして食事を気をつけたのではないでしょうか?

彼らが天国からアドバイスするとしたらどんなことでしょうか。

気づいた時にはもう遅いのです・・

それらは静かに忍び寄ってきているのです。

それから逃げるきるためにも、私たちは運動をしなければなりません。

病気から逃げ切る体力が必要なのです!


そしてそもそもこの本の著者が言うように、なんだかんだ言っても、スクワットが強くなった時に何が起きるのか?ということです。

以前は挙げられなかったものが、あげられるようになる。

ベンチプレスでMAXを更新した時の嬉しさは否定できないと思います。

少なくとも悔しさはないはず。

「チクショー!筋力が上がってるよ・・・」

なんてなりませんよね。

筋トレすればキレイになる。これはもう当たり前です。

キツイけどキレイな体になります。

頑張るほどにキレイになるとしたら、、、

女性としてどっちがいいですか?


そして、

本では、さらにどうやって強い身体を手に入れるのか?ということに続いていくわけですが、続きは次回へ。