筋肉を意識していますか?
これまでこのテーマで書いたことがなかったような気がしますね。
ダイエットや栄養、モチベーションなどが多く、エクササイズテクニックについて書くことはあまりなかったですね。
私はトレーニングをしている人に対して、
「どこの筋肉が疲れますか?」「どこを使っている感じですか」
とよく聞くことがあります。
大体の人は
「んー、、どこどこ?ここかな。。」という感じで無理やり探して、
結果「そこじゃない!」という部位を言います。
同じエクササイズでも人によって疲れる場所が違うことがあります。
例えばプランク。
本来であれば、腹筋のエクササイズです。
背中が落ちて反らないないように、腹筋に頑張ってもらうエクササイズです。
しかし、人によっては、肩や肘、腕、手首など様々なところが疲れる、痛いのです。
スクワットは本来、お尻や太ももの裏側(ハムストリングと言います)を使って欲しいエクササイズですが、
太ももの前側が疲れてしまう人は少ないありません。
ランジやスプリットスクワットでも前足がわのお尻に頑張って欲しいのですが、後ろ足の付け根がストレッチして痛いとか。
これらは私たちが見ても分かりません。
どこが痛いのか、どこに負担がかかっているのか、非常に微妙なとこなのです。
スクワットでも数ミリでどこに効いてくるのかが変わってきます。
じゃ、どうすればいいの?
使う筋肉を意識してください。
「私のお尻頑張れ!」と気合を入れてください。
まずスクワットを前に「お尻頑張れ、お尻、お尻」と3回唱えてください。
このとき手はお尻を触ります。
そしてスクワットをやりながらも、お尻に意識を向けてください
そのほか
例えば背中のエクササイズであれば、ラットプルダウンにせよ、ロープーリにせよ、ワンハンドロウやベントオーバーロウにせよ、腕が疲れる人が多いと思います。
それも腕の内側の筋肉である上腕二頭筋(バイセップス)だけでなく、上腕三頭筋(トライセプス)が疲れる人もいます。
バーを握りしめて、腕全体を使っているためです。
その多くの場合、そのエクサササイズが背中のエクササイズである認識がない、ことがほとんどです。
背中を使うコツは「背中、頑張れ」と3回唱えることです。
背中は手が届かないので、背中を触っているつもりで祈ります。
そしてやっている最中も背中を意識することを忘れずに。
テクニック的には腕を動かす前に、腕を伸ばした状態でできるだけ肩甲骨を使うこと。
持っているものを引っ張るのでなく、肩甲骨や肩を後ろに引くことによって、持っているものが動く、という感覚です。
これで、ウエディングドレスが似合うような、キレイな背中を作ることができるのです。
ベンチプレスは胸をメインとして、サブとして腕を使います。腕は外側、いわゆる上腕三頭筋(トライセプス)が疲れるのが正しいのですが、人によっては内側の筋肉である上腕二頭筋(バイセップス)が披露します。
これは手に力が入りすぎていて、腕が頑張っているためです。
こういうのを共縮といいます。
ベンチプレスやダンベルプレスなどで頑張る場所は胸です。
なので、ベンチプレスをするときは「胸、、頑張れ」と3回唱えてください。
このときの手の位置は胸です。
よくサッカーとか国歌斉唱シーンで胸に手を当てていますが、それよりもちょっと肩寄りの位置です。
肩の付け根から2、3cm離れたとこに中指がくるようにしましょう。
それだけで、嘘のように胸を使った感が出てきます。
スクワットやランジなど下半身エクササイズでは股関節、つまりお尻を使うものがほとんどです。
その場合は「お尻、お尻、お尻」と3回唱えることで、プリッと引き上がったお尻を作ることができます。
エクササイズは無数にありますが、どのエクササイズにしろ、使う筋肉を間違えばキレイな体、かっこいい身体は遠ざかります。
逆に、しっかりと筋肉を意識できるようになれば、無駄に疲れることなく、キレイな身体になることができます。
これって、何のエクササイズ?
というのがあればスタッフに聞いてみましょう
そして、その部位に対して3回祈ることで筋肉の神様が宿り、あなたの身体を変えてくれる、というわけです。