「寒い寒い」と言いながら妻がダウンベストにフリースを来ている部屋の中で、
PROTEIOSシャツで頑張っているクラソノです。
寒い時のオススメエクササイズはデッドリフトです。
ちょっと重めのウエイトを挙げるだけで、体が温まります。
家の中にもバーベル一本と100kgくらいの
ウエイトがあるといいですね。
エアコンより高いかもしれませんが、
一生使える暖房器具と思えば安いものです。
寒くなればデッドリフト、
これでこの冬は暖房要らずですよ。
さて、今回は
トレーニング後に何を食べれば良いのか、
についてお話しましょう。
その前に、
運動時のエネルギーの話をしましょう。
運動をするためのエネルギーはどこからくるのか説明します。
運動時、まずは糖質から使われます。
糖質は体にとって使いやすいエネルギー源なんです。
糖質の代表選手は、ご飯やパンなど。
食事として糖質を体に入れて、その糖質をグリコーゲンに分解して、
エネルギー源として使用するわけです。
このグリコーゲンは短い時間や激しい運動をするときに、
メインエネルギーとして使われるので、
トレーニング直後は大体においてグリコーゲンが不足しているのです。
そしてトレーニング後にしっかりとグリコーゲンを補給してあげると、
筋肉中のグリコーゲンが元の量より多くなる、とも言われています。
(これがグリコーゲンの超回復と言われるもの)
で、より良いトレーニングができる、というわけです。
トレーニング後の糖質の推奨摂取量は運動後は体重1kgあたり約1g程度とされています。
また、ご存知のように筋トレ直後は筋肉のゴールデンタイムなので、
30g程度のタンパク質を摂るといいと言われています。
つまり、運動後は糖質(炭水化物)とタンパク質を摂取することで、
筋肉の回復を早め筋肉をつけることができる、ということなんです。
結論だけ言えば、
トレーニング後は糖質とタンパク質を摂りなさい
ということ。
比率は3:1とか4:1がいいとか言われています。
コンビニ的には「肉まん」なんかが近いですね。
・・・・・・
なんですが、、、
これは”今のところ”分かっている体の仕組み。
グリコーゲンを摂取すれば、
回復することは分かっている。
しかし!
糖質を摂らないと本当に回復が遅いのか?
回復できないのか?
というところはまだ分からないのです。
感覚的には糖質を摂らないと
疲れる、元気が出ない、
というイメージですが・・・・
「それは本当に糖質不足が原因なの?」
「単なるエネルギー不足じゃないの?」
「いや、しっかり休養すれば回復するんじゃない?」
「慣れもあるかもね、、、」
「タンパク質も一日トータルでたくさん摂取すればいいんじゃね?」
「糖質を必要としないケトジェニックな体質の人ではどうなの?」
みたいな議論もあるわけで、
実際のところまだ分かっていません。。
よくよく勉強すればするほど、
ほんと分からないことだらけです。
「あーぁ、
今言われていることは実験室である条件下での結果が元であり、
実際のところは分からんね・・・
でもとりあえず今の常識に従っておこう」
というのが私の見解です。
論語に
学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、
思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。
という言葉があります。
(勉強しても自分で考えて落とし込まなければ意味がないし、、
逆に考えてばかりで勉強しないと凝り固まった独りよがりの考えになってしまう。
という意味)
(いや、いいこと言ってるわ。)
勉強しただけで、自分で考えることをしないのは良くない。
こう習ったから、こう本に書いていたから、、、
で終わらず、そこから自分の頭で考えましょ、試そうよ、ということ。
例えば、トレーニング後の糖質は絶対大事だ!
と言う人は今の科学に基づいて正しい意見を言っていると思います。
ちゃんと勉強している方です。
でも、そこから一歩踏み込んでいる人がどれだけいるのか?
糖質抜きでハードなトレーニングしたことのあるスポーツ栄養士の人なんていますかね?
元の論文を引っ張って読んだことがある人がいるのかどうか・・・
ってことです。
では、クラソノはどう思っているのか?
私個人の感想としては、糖質はいらない気がします。多分。
若干は必要かもしれないけど、現在必要とされている量よりずっと少なくていいと思う。
科学的に考えると、
不足した糖質を摂取すれば回復する。
一日に何試合かしたり、
トレーニングの時間が長くなるなら糖質は便利だと思います。
しかし、
糖質を摂取せず激しいトレーニングをしても意外と大丈夫なのでは?
と思うんです。
人間の体は結構すごいですからね。
炭水化物を取らないと元気が出ない、というのは
実は精神的なところもあるのでは?と思っています。
結論!
Qトレーニング直後に何を食べればいいのか?
A何を信じるかによる!
という哲学的な回答でお許しいただきたいと思います。