チートディで停滞期を打破しよう。

ダイエットをはじめるてしばらくすると、 "食べる" ということに対する欲求が湧いてきます。 絶えず枯れることなくどこからともなく湧き上がって、あなたの頭の中を占領します。 仕事への情熱ややる気もこれくらい湧き上がってくれればどれだけいいことか! さて、 ダイエットが成功するかどうかは、この”食への欲求”とどう付き合うか、にかかってきます。 基本的には、食への欲求や空腹との付き合い方は二つしかありません。 ・徹底的に戦う、抵抗する ・うまく付き合う のどちらか。 あなたがどちらを選んでも成功します。 ちゃんとやればね。 まず一つ目の欲求をはねのける、というのはダイエットをするのであれば多少なりとも必要です。 お腹が空いても ・「脳が空いていると錯覚しているだけ」 ・「ここで食べなくても大丈夫。このお腹の脂肪があればあと1習慣は問題なく過ごせるはず」 ・「ここで食べると脂肪が10g増えてしまうぞ!」 などと自分を言い聞かせたりして、なんとかしのぎます。 もしくは、鉄の意志で「食べない!!」 とはねのける。 この方法の欠点は敵、つまり空腹感や食への欲求がどんどん強くなっていくということ。 戦えば戦うほど、日が経つ毎に敵は強くなります。 最初の何日かは戦いに勝つことはできるでしょうが、相手も段々手強くなってきて、ゴールににたどり着く前に負けてしまうことがほとんどです。 で、リバウンドして、前よりさらに体重アップ! となる可能性があるので要注意です。 よほど痩せなければならない理由、例えば体重制限のある大会とか、病気とか、結婚式とか何かあるとかそういう理由で切羽詰まって、どうしようもない!という場合以外はおすすめしません。 そして、もう一つが、うまく付き合う、という選択肢です。 空腹や食欲との付き合い方にも色々ありますが、今回は”チート”と呼ばれる方法について紹介しましょう。 「チート」って何? ”チート”とは英語で「cheat」 「騙す」とか、「ズルする」とかいう意味があります。 トレーニングとかダイエットを勉強していると自然に英語も覚えます。 かなり偏っているけど。 さて、チートですが、 ダイエット業界では”チートデイ”という言葉で使われることが多いです。 普段はダイエット食で我慢して、1日だけ食べていい日を作る、 というダイエット方法です。 一般的な方法は、 平日は1日800−1500kcalで我慢して、その代わり週に一度だけ好きなものを食べる、 という感じです。 これをすることで ダイエット停滞期を抜け出したり、 停滞期を迎えることをふせげたりします。 厳しいダイエットをする場合の王道的な方法です。 なぜチートは必要なのか? チートの目的 チートデイ、チート食はなぜ必要なのでしょうか? なぜ、これがダイエットの停滞期を突破する方法になるのでしょうか? その辺を解説します。 その1  停滞期からの脱却もしくは停滞期を避けることができる 減量を続けていると、停滞期と呼ばれる時期がきます。 今まで順調に減り続けていた体重があるとき、変わらなくなります。 これまでと同じ食事をしているのに、体が変化を拒否するのです。 その詳しいメカニズムはまだわかってませんが、少ないカロリーに体が適応し、基礎代謝を下げたり、他の活動を止めたりして、それ以上体重が減らないようなシステムになっています。 これは人類として生存するために内蔵された仕組みの一つですので、仕方ありません。 チートデイは、こういうときに体に十分なエネルギーや栄養を与えることで 「大丈夫、必要はカロリーや栄養は足りているから安心してくれ」 と脳や身体に教えてあげるわけです。 まぁ、騙してるわけです。 これは脳レベルでホルモンが反応するのか、細胞レベルでの化学反応レベルで反応しているのか、意見が分かれるところですが、まぁ、それはどっちでもいいです。科学者さんに任せましょう。 私たちとしては 人の仕組みとしてそのような仕組みがあるので、それをうまく利用しましょう。 チートデイを作ることで脳や体をだまして、安心させてあげる、ということです。 その2  ストレス対策 ご経験のとおり、ダイエットをするとストレスになります。 食べたい欲求を抑えなければなりません。 欲しいものを我慢しなければなりません。 そういった小さなストレスがたくさんたまり、いつか爆発します。 チートディを作ることで、小さなストレスを発散することができ、大きな爆発を防ぐことができます。 少しづつガス抜きをすることで、大きな爆発を防ぐのです。 我慢に我慢を重ねていると、欲求が大爆発して、取り返しがつかないことになります。 そして、そういう失敗はあとをたちません。 その3  チートがあるから普段の毎日を我慢できる チートデイのご褒美を楽しみにして、他の日々を我慢して過ごすことができます。 チートデイををつくらないと、ゴールやご褒美がずいぶん先になってしまいます。 目先、”週末のケーキ”というご褒美があるからこそ、それまでの6日を頑張ることができる、ということです。 チートディのやり方 さて、チートデイについては概ね理解していただいたでしょうか? チートデイの大まかなルールを説明します。 ルール1 計画的に行う 気が向いたらチートデイにするのでなく、あらかじめきめておきます。 一般的な方法は週末土曜か日曜のどちらかに好きなだけ食べる、というのが一般的です。 いつ、どれくらい食べるか、というのをその日に思いついてやるのでなく、計画的に行ってください。 ルール2 二日続けない チートディなら1日だけ チート食なら1食だけ が鉄則です。 チートデイは体へのご褒美です。 クリスマスや誕生日は1日で十分です。 二日続けると楽しさやありがたみも半減します。 ルール3 内容は気にしない。 ここで脂肪がどうやら、炭水化物がどうたら、CPFバランスが、、なんて気にしません。あなたの好きなものを食べた方がいい。 そりゃ、できれば体にいいものがいいでしょう。 でも、ジャンクなものほど食べたくなるものです。 チートディでは我慢せずに好きなものを食べるのが鉄則です。 チートするなら思い切って、なんでも食べましょう。” それは”それまで頑張った自分へのご褒美”ですので、頑張ってない場合は食べる権利はありません。 具体的なやり方 ・基本形 週に1日どこかの日を”チートディ”として、好きなものを食べる というのが基本形です。 ここで「好きなもの」を「好きなだけ」食べるかどうかは減量の進み具合や最終的な目標によります。 たとえばあなたが「かりんとう」が大好きだったとしましょう。 減量を始めたばかりのころであれば、それほど厳しい制限をする必要はありません。 土曜に5袋くらい食べてもいいかもしれません。 しかし、減量末期もうこれ以上は落とすものがない、というくらいになってすきなだけ食べるのはNGです。 この場合はかりんとう5本とか、かりんとうの代わりに小さなまんじゅう1つがご褒美チートになるかもしれません。 その代わり、週に2回、もしくは3回ご褒美をあげて、ストレスを貯めないようにするのもありです。 変形版 ・毎日1食をチートにする 他の食事はすごく辛抱して、おやつや1食だけなんでも食べていいことにするのも1種のチートです。 ただし、これは難易度が高いです。 おやつを食べて、他の食事を減らすことができればいいですが、気持ちも緩みがちですので、他の食事も食べて、なおかつ、おやつをチートにする、なんて思い違いをする可能性ありです。 ・3日に1食チート食にする。 1週間に1日でなく、3日に1度チート食にするという方法もあり。 この場合、量はコントロールする必要があります。 ・4の倍数の日、5の倍数の日をチートデイにする 1週間単位でなく、数字の倍数を単位にする方法もあります。 1週間も我慢できん、、という場合は毎月5のつく日をチートデイにする、という方法です。 逆に10日に1回チートデーにする、というのもあり。 ・飲み会や会食をチートデイにする 毎週ようにお付き合いやゴルフなどある場合は、あらかじめその日をチートディにしておく方法もあります。 その日は気にせず食べることを前提に、それまでの日を我慢して過ごします。 こんなのはチートではありません。 -痩せる気あるのかよ!!-・お腹が空いたらチートデイにする  ・二日に1回はチートデイ・普段は普通に食べて、さらに週末チート。・体重を計測していない 本来、ダイエットや減量は人類のやることではありません。 人類10万年の歴史のうちほとんどは飢餓や食糧難との戦いだったわけです。 摂取したエネルギーは使うことなくできるだけ脂肪としてエネルギーとして蓄えるようにできているのです。 ダイエットは人類本来の仕組みではないことをやっているので、普通にやってもできないのは当たり前なのです。 それだけに、色々な方法で身体や脳を騙してやることが大事になります。 色々な欲求がありますが、流されずに、かといって抵抗するわけでなく、妥協しながら我慢するというのがチートなのです。 なので、基本的にある程度は辛抱、我慢は絶対に必要ですので、その点お間違えなく!

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