アスリートに糖質制限は必要か?

前回はタンパク質の話をしました。
タイミングを気にするより、量を気にしてねということでした。

今回は糖質制限についてです。

このブログでもちょくちょく話題にしていますが、
今月のコーチングクリニックという雑誌で「アスリートに糖質制限は必要か?」
と言う特集をやっていたので、この機会にと思ったわけです。

「コーチングクリニックが糖質制限についてか・・・」
なんて思いながら内容を読んでみたのですが、
”糖質は必要派”の意見しかなくて、ちょっとガッカリでしたね。

こういう場合、大体の場合、賛否両論を載せつつ、読者に委ねるというケースが多いと思うのですが、今回ははっきりと糖質YES!って感じで・・

私個人はどちらかというと糖質制限肯定派ですので・・・

ここで一度糖質の働きや糖質制限するってどういうこと?
についておさらいします。

私たちは動くときにエネルギーを必要とします。
で、そのエネルギーは食事から摂っています。
ここまではいいですね?
そして、
糖質や脂質は運動するときのエネルギーになるのですが、糖質(血中ゴルコース)の方が手っ取り早くエネルギーに変えることができます。
つまり、体に糖質と脂肪があった場合、糖質の方が利用しやすいのです。

例えば、強度の高い運動をする場合は、例えば10秒で全力を出す必要があるときは短い時間に大きなエネルギーが必要になるので、それを悠長に脂肪をエネルギーに換えていては間に合わない、ということなのです。
だったら糖質をどんどんエネルギーとして使う必要があるし、だからアスリートのような全力を出す人達には糖質は必要だ!
ということなんです。

あと、糖質を摂取することにインスリン効果により栄養が取り込まれやすいので、筋肥大を狙っている時期には糖質を抜くことで、タンパク質の利用率が落ちることが考えられます。

まぁごもっともなんです。
それは体の仕組みがそうなんているので、それは事実です。

しかし、だからといってそれがベストなのか?ということなんです。

じゃ、もし体に糖質がなかったらどうなるの?
たまたま、この現在社会に生きている私たちは糖質過多の環境に適応した食生活をしているわけです。
だから糖質は日常生活の中に普通に接しているし、体もそれに慣れているわけです。
糖質を抜くとエネルギーの代謝系が糖質を利用する系から脂肪を分解してエネルギー(ケトン体)として利用する系に変わります。

糖質を1ヶ月、半年、1年、5年・・・とほとんど摂取しないケトジェニックな体の場合にパフォーマンスが落ちるのか?というところが問題なのです。

また、ケトジェニックな体でいた人が試合前に糖質を含む食事にするとひょっとしてパフォーマンスは上がるかも?

などが考えられるわけです。

短期的に前日だけ摂取しないとか、3日間摂取しないとか、そんなレベルであればたぶん体も糖質がなくなって慌てている状態なので糖質がなくなればパフォーマンスが落ちるでしょう。

じゃ、それを半年続けて見たときはどうなるでしょう?
3年後は?
というのはまだ分かっていないのです。
なのに、糖質制限NO!を言うのはどうかなと。

実際、アスリートレベルで実験するのは怖いですよ。
そんなチャレンジしてパフォーマンス落とす可能性がありますからね。

普通に糖質のある食事をしておけば、そんなリスクをとる必要はないわけですから。
少なくとも今の状態より悪くなることはないわけです。

食事から糖質を抜くとどうなるか分かりませんからね。
パフォーマンスが上がるなんて根拠もないし、そんな可能性にかけるより、今までとおりやっておけばいいのです。

また糖質を抜くということに対するメンタル的な部分も大きいと思います。
糖質抜いて大丈夫かな?とか思いながらやることがストレスになりますからね。

ただ私が3年前に柔術の大会に出るために8kgくらい減量したときは糖質をほとんど摂取せずに、気持ちよく落とすことができました。
空腹感も感じることなく、確かにパワーは落ちましたが、それはどんな減量でも同じかなと思っていますし。

減量の必要のない選手はあまり考えなくてもいいんです。
問題は大幅な減量が必要な人の場合ですからね。

今回のコーチングクリニックの記事を見ると、ほらやっぱり糖質制限は意味がない、みたいに思う人がいるだろうな、と感じました。そもそも今の管理栄養士とか栄養教育受けている人は、ほとんどがYES!糖質ですからね。

説得力があったのはバズーカ岡田とマサ井上の対談だけでしたね。
でもマサさんは白米大好きだし、、、
本当はケトジェニック派の人と対談して欲しかったですね。

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