プロテイン摂ってますか?

その昔、ギリシアのソクラテスさんは「無知の知」と言いました。

自分が無知ということを知っていると。

私は栄養学については、大学時代からかなり本を読んだりして、「分からないことだらけ」ということを知っています。

世の中はダイエットダイエットと痩せることばかりですが、ここにきている会員さんの中にもはもっとタンパク質を摂って欲しいと思う人も少なくありません。

痩せたいのであれば摂取カロリーを減らせばいいのですが、同じ量だけカロリーを減らしても同じ量だけ痩せるとは限りません。

増量も同じ。同じ量だけ食べても同じ量増えるわけではありません。

その時の体調や消化力というか吸収力というかそれでも変わってくるはず。
おそらく咀嚼力でも変わってくると思います。

体質も関係してきます。
インスリンが出やすい人やでにくい人、血糖値が上がる人、あまり上がらない人。

この辺になってくると分子栄養学なんて言われていますが、この考えはすごく大事。

栄養というは単なる栄養素という考えではダメということ

 

その食品に含まれている栄養素の量があなたの体にどれだけ入ってくるかはブラックボックスなのです。

ただ、現実的には栄養素で考えるしかないのですけどね。

個人差を考えていたらキリがないし、自分の体質を調べるなんてね、そこまでやる価値があるのかどうか。

例えば、一日1食としても体が慣れれば、体重は減りません。
体が「このままじゃ、ヤバイ!」と感じたところで、たぶん色々なことが起こり始めます。
目には見えないけど、体の中の小さなところで変化しているはず。

毎日毎日体は変わっていますから。

一日の目安の摂取カロリーとか栄養量とはか指針が出ていますが、そんなのは本当に目安にすぎないということです。

あなたはあなた。

そして自分にぴったりの栄養素量なんて知ることはできない。
その日の体調でも変わってくるし、体も変わるから。

ということを知っておきましょう。

1食あたりタンパク質30gが上限なんて言われていますが、ボディビルダーはもっと摂ってますからね。
1日あたり体重の3倍4倍撮ってる人もいるわけです。

かといって、あなたがそれくらい撮っても大丈夫かというと、そうではない。どこか体調がおかしくなるかもしれません。
そして正解は誰にも分からないのです。

結局は自分の体と相談していくしかない。

筋トレして体が大きくならないのであれば、その時はトレーニングかタンパク質が足りてないだろう、ということです。

1食あたりタンパク質を30g摂取していても、吸収されているるのはちょっとかもしれない可能性があるということ。
何人かに一人はそういう人も体質な人いるわけで、どちらかというと吸収が悪い人というレベルの人も存在しますよね。

栄養学なんて所詮そんなもんです。
ということを知っておけば、ナーバスにならなくてすみます。

でも、カロリー計算や栄養素の基本は抑えておきましょうね。
基本は基本ですから。
でもそれだけじゃ、説明できないこともあるよ、ということです。

もし、
あなたが食べてないつもりで痩せられないのは、あなたの吸収力が素晴らしいのか、どこかで食べて埋め合わせている可能性が大です。
この辺は自分の胸に手を当てて考えていただきたいと思います。

基本的には減量できない人はいませんから。
もし本当に食べてなくて、痩せられないのであれば、一度病院にいって血液検査をすることをおすすめします。