クラソノはジュニアスポーツ界への進出も将来ビジョンの一つに持っています。

どういう形にするかははっきりとは言えませんが、一つだけはっきりとしていることがあります。
「勝利至上主義にはならない!」
これは自戒も込めて宣言しておきます。

先週だったかな、合同新聞の何か特集記事で
「勝利と過程どちらを重視しますか?」
みたいな記事がありました。

私からすれば、こんなことを話題にすること自体がナンセンスな感じですけどね。

「仕事か家庭か?」みたいな感じですかね。

私は100%過程主義ですし、家庭主義です。

元祖プロコーチを紹介します

伝説的なUCLAのバスケットボールのコーチの1人にジョン・ウッデンという人がいます。
この人はプロセスを重要視しています。

ジョン・ウッデンは指導者としての実績もすごいのですが、指導哲学が明確であることで評価されています。
逆に言えば、彼の指導哲学があったからこそ結果を残すことができたということなのです。

チーム主義

彼の指導哲学の一つがチーム主義です。
こんな言葉を残しています。

「最高のチーム成績のためには各々のベストを尽くせるように準備し、その才能をチームのために使わなければならない。個人の栄養のためなどという利己的な考えを持ってはならない。誰が名声を得られるか、などと考えるものがいなければ、いかなるグループ競技においてもさらなる成績を上げることができる。
チームのために、自分自身に求められていることができるように自己を鍛えておかなければならない。」

最善を尽くす

決して勝つことを諦めているのでなく、各々がチームのためにベストを尽くすことが大事、と言っているのです。

そして、もう一つ特徴的なのが常に最善を尽くすことを評価していることです。
まさに過程を重要視しているわけです。

成功について

成功ということについて「成功等は自分がなれるベストの状態になるために最善を尽くしたと自覚し、満足することによって得られる心の平和のこと。」と定義し、さらに、「自分成功のレベルを判定できる唯一の人間は自分自身である」と言っています。

最善を尽くしたと自分で満足できなければ真実の成功を収めることはできず、心の平安を得ることもできないことを選手たちに納得させようとした。もちろん勝利のために努力して欲しかったが、最善を尽くしたなら、それがすなわち勝利したも同じだと納得させようとした。」

つまり、最高の自分になるために全力を尽くすのが成功者、勝利者というわけです。

もう一度。

最高の自分になるために全力を尽くすのが成功者

まさにダイエット中のあなたにもなんともピッタリな厳しいお言葉です!


そして、さらに
「持っているものは人によって異なるが、それを最大威厳に発揮する機会は誰にでも平等にある」

とも言っています。

ダイエット族用に翻訳すれば・・・
「あなたがダイエットをしているのであれば、どれくらい痩せるかは人によって異なるが、最大限に体重を落とす機会は誰にでも平等にある」ということですね。

ジョン・ウッデン哲学について知りたい方「育てる技術」という本を読んでください。

これは教育現場にいる人たちに本当に読んで欲しい本ですね。

勝つ、という結果を得る方法はたくさんあります。
厳しくすること、練習時間を増やすことだけじゃない、ということを知って欲しいですね。

 

ビジネス書、管理職が読む本としても強くオススメです!!