人間の体なんて分からないことだらけです。

いつも言ってますが、本当にそう。

二十年前、十年前と今では常識も変化しています。

その当時は当たり前と思われていたことが、覆ったり、間違いと思われたことが正しかったりします。

そして、これは十年後や二十年後も同じ状況でしょう。

今、正しいと思われていること、間違いと思われていることが正しくと思われてたり、その逆もあるでしょう。

とはいえ、じゃ今の知識が全く役に立たないのか、というとそうではありませんよね。

全体的な方向性としては正しい方向に行っている気がします。


「いや、そんなことは絶対ないだろう」

と思われていたことさえ、覆ることもあります。

先日のNHKスペシャルで、遺伝子のことをやってました。

山中教授とタモリさんが人体の不思議についてシリーズでやっていますね。

見た方もいるはずです。


その中で「遺伝子の引き継ぎ」みたいなことをやっていました。

スェーデンのある村である時期40歳ー50歳くらいの男性が次々と亡くなったそうです。

なぜかと?色々調べたところ、どうやらその祖父の時代に原因があったらしい、ということが分かったそうです。

祖父の時代が飽食の時代で、要は祖父たちが食べすぎたため、その孫の世代が太りやすくなり、そしていわゆる生活習慣病にかかりやすくなったと。

こういう場合に、科学者はマウス実験をするわけです。

あるマウスに大量の餌を与えた場合、そのマウスは当然太るわけですが、そのマウスの子供に普通の餌を与えても、子マウスは太る、ということがわかったそうです。

つまり・・

父親の「生活習慣」が子供の代に影響する

ということです。

これは、【太りやすい遺伝子】とかでなく、単に【食生活の問題】です。

そしてさらに、そのマウスの子供、つまり最初の孫マウスに普通の餌を与えてもやはり太ったそうです。

つまり、、

祖父の代に食べ過ぎて祖父が太ると、孫の代まで影響する

ということです。

あなたが食べ過ぎていた場合、太りやすい遺伝子のスイッチがオンになり、その性質が子供や孫まで受け繋がれる、ということなのです。

恐ろしい!!

子供が太っているのは親のせい、というのは【太りやすい体質】が遺伝するのでなく、その【不摂生な生活習慣のため】に、子供や孫が太りやすくなる、ということなのです。

結局、親のせいなんですけどね。

もし、あなたがこれから子供欲しい、と思っている場合は、せめてその時期は節制して、かっこいい体でいた方がいいのかもしれません。

まだ影も形もない自分の子供のためにも、20代30代はバリバリ、ウエイトトレーニングして、キレキレの体になっときましょう。

そうしておけば40代、50代になって困ることはありません!

いや、40代、50代でも子供を授かる可能性だってありますからね。

さらには、60代や70代でも・・・

子供にしても太ったブヨブヨの父親よりも、キレた体の父親の方がいいんじゃないですかね。。


ちなみに女性は妊娠期間の生活習慣が子供に大きく影響を及ぼすそうです。

まあ、そりゃそうだ。

アメリカの医学学会では、妊娠後期であっても週5−7日、30分程度の運動を推奨しています。

動け!と。

だって、にんげんだもの。


まぁ、とにかく運動しておけば悪いことはなさそうです。

有酸素でもいいし、ウエイトでもいいです。

とりあえず、健康的な体でいましょう。

色々書きましたが、体を動かす、というのは人間本来の行動です。

あなたの眠れる本能を呼び起こしましょう!

運動しときゃ、すべてはきっとうまくいきます!!