セミナーの趣旨は、
県内の事業所さん向けに”職場で健康作りをしましょう”というものです。
大分県民は生活習慣病の罹患率がどれもワーストクラスで高いため、
大分県として健康作り事業には力を入れてるのです。
(知ってました?)
運動しなければならない、と分かってはいるけど、
どうやって始めればいいかわからない、時間がない、
お金がない、、、、という人に向け
”運動のきっかけ作り”などをしています。
なので、
自分からジムに通うようなあなたから見れば、
「やっていることはなんとレベルの低いことか!」
と思うようなことだと思います。
ラジオ体操をしたり、
昼休みにちょっと歩いたり、
年に1、2回スポーツしたり・・・とか。
まぁ、こんなもんでしょう。
でも、この程度の運動すらもやらない人が多いのが現状なので、
せめて職場で運動作りのきっかけ作りをしよう、
というのが大分県の健康経営の方向です。
良い取り組みだと思います。
職場で、というのはすごく良いですよね。
一人ではできないことも、
仲間がいれば達成できることはたくさんあります。
また社長がトップダウンで決めれば、
社員は「はい」としか言えないので、
否が応でも運動することになりますよね。
今回、私が参加した理由は、健康を提供する会社として、自分の会社で健康経営をしよう!
と思ったわけでなく、
大分県としてどういう方向性でやってくつもりなのか確認したかったのです。
私たちの社会的ミッションは
かっこいい男や、キレイな女性を作ることのほかにも、
運動を通じて健康的で生き生きとした生活をする手助けをする、
ということを揚げています。
なので、行政側とも一応同じ方向は向いているはずなのですし、
協力できるところは、できるだけ協力したいので、
何ができるのかというのを模索するために参加しました。
今回のセミナーで、2つ印象に残ったことがありました。
1つは基調講演の先生が「儲かる健康経営」という言葉を使っていたことです。
実はこの言葉、
私も使おうとしていたことがあったのですが
「ちょっと言い過ぎかも・・・」
と使わなかった経緯があり、
「健康経営は会社としても儲かるよ」ということを大学の先生が主張していたので大丈夫なのしょう。
次回から使わせてもらおう!と心に決めたました。
もう1つが
健康作りと健康経営というのは違う、ということでした。
健康作りのゴールは、例えば健康診断の数値を改善させたり、既往症を治療したり、または予防するということ。
メタボの予防であったり、血圧の数値などが目標です。
一方、
健康経営の最終ゴールは、健康づくりの結果、健康経営した会社の利益です。
健康づくりも健康経営もやることは同じです。
ただ目標が違う。
さらに、
県としては、あくまでも健康づくりなんです。
体力づくりでなく、健康づくり。
今まであまり意識しなかったのですが、これは明らかに違いますよね。
「あぁ、そうか!」と、思ったわけです。
「まずは健康づくりというレベルの方を引き上げることがすごく大事なことなのかもね。
と思い知らされました。
私たちは一気に「体力作り」を求めがちですが、
まずは健康づくり、という人も多いはずですよね。
こんなことでいいんだ!?というくらいのレベルからはじめることも大切だな、と感じました。
例えば、今回は玉入れをやっている一部上場企業の取り組みを紹介していました。
玉入れ、ですよ。
確かにスポーツとしての玉入れは運動会の玉入れとは若干違いますが
それでも玉入れです。
エクササイズという点から見れば、膝の曲げ伸ばしや腰の伸展が主な動作です。
あまりやりたくない。。。
でも、玉入れをきっかけに体を動かすということを始める人もいて、
体を動かす楽しさをし知る、
ということもあります。
色々と考えることがあるセミナーでした。
会社としては、今後は事業者や法人向けの運動指導や、健康指導を積極的にやっていこうと思います。
まだ手探りですが、うまくいけば、多くの人に運動習慣をつけることができるし、
それを通じて、健康作り、体力作りをやっていきたいですね。
トレーナーはいるので、
今後は栄養士さんや保健師さんも
自分のところで提供できるようにしていきたいですね。
ということで、
儲かる健康経営に興味のある事業者の方、担当者の方は、ご連絡ください!