人間は繰り返しおこなっていることの結果である。
卓越性は行為でなく、習慣なのだ。

ーアリストテレスー

良くも悪くも習慣が、その人を作ります。

 

先日、FMSセミナーに参加しました。DSC_0181

ちゃんと動けるか調べよう。

ということ。
「ちゃんと動くには、関節の可動域だとか、体幹の安定性や筋肉の柔軟性が大事だよね、
だから、色々とトレーニングする前に、正しく動く、動かすことができるか調べようね
という趣旨です。

目的は
『将来、ケガや障害を起こすリスクが高い人を分けること』

それ以上の目的はないし、それ以下でもない。
たったそれだけど、すごく大事なことです。

スクリーンショット 2016-08-30 15.48.05私たちの多くは健康になろう、と思ってトレーニングをするわけですがトレーニングをすればするほど、「肩が痛い」「膝が痛い」「足が曲がらない」など怪我が増えていきます。

間違った動きのままエクササイズすれば、悪い動きを覚えてしまいます。

特にチームスポーツやプロスポーツにおいてはケガはチームにとっても損失だし、選手個人にとっては選手寿命に大きく影響してきます。
将来にわたりケガなくプレーやエクササイズするためにも

1、まず、動作を評価する。
2、そして、できない動作はできるようエクササイズで修正する。
3、そして、正しく動ける土台を作ってから、動く練習だったり、いわゆる筋トレをする

という感じで進めていけば、障害のリスクがグンっと減ります。

動作を評価する方法は色々あって、色々な人が色々な方法でやってきたし、今でもやってます。
すごく難しい方法もあるし、その人でしか分からない方法もある。

今回のFMSというのは動作を評価する、ためにすごく単純化したテストです。
たった7つ。開発者の方がさんざん色々テストしてきて、これをやれば大体分かるよね、という7つに絞ったらしいです。

棒を頭上に持って行うオーバーヘッドスクワットや、棒を肩に担いで紐を跨ぐハードルステップなどのテストを行い、点数をつけます。
この点数によって将来の障害リスクが高い人を分類するわけです。
誤解のないように注意しておきますが、この点数が高いからといって、パフォーマンスが優れているわけでもなく、低いからといって競技力が劣るわけでもありません。

普通のトレーニングジムのレベルでここまでやる必要はないでしょ、と思う人もいると思いますが、やります!
いいものはやる。

当ジムのポリシーです。

私としては会員の方にはきちんとしたトレーニングをして欲しいと思っていますし、怪我をして欲しくありません。
今までもエクササイズ中の動作を慎重に見ながら、トレーニングを進めてきました。

今回のFMSのセミナーでは今までの知識が概ね間違っていないことが確認できましたし、新たに学んだこともあります。
今後は当ジムで希望者にはFMSを行っていきます。

そのときはお知らせしますので、是非テストを受けてみてくださいね。

今回わざわざ東京まで行ったわけですが、実は福岡でもやるらしい、ということを知りました。

ただ私としては少しでも早く受けたかったことと、たまには東京にいって色々な情報を得ようと思って今回、上京しました。

福岡で開催の際はPTさんやATさんでチームトレーナーの方や興味のある方は是非行くべきでしょうし、こういうのに参加しない人は、余程自信があるのか、向上心がないのか・・・

まずはこちらの本をどうぞ!ちょっと高いけどね。