トレーニングにおける個性
クラソノです。
世の中に絶対というものはないように、トレーニングにも絶対はありません。
このトレーニングをしたら、こうなる。
筋トレをしたら、みるみる筋肉がつく
というわけではありません。
トレーニングフォームやセットの考え方も人それぞれです。
教科書でも書いていることが違いますからね。
ベンチプレスのような一見、単純な種目ですら、「ベンチプレスのフォーム」というテーマで一冊まるまる本ががけるし、DVDだって出ています。
しかし、その本やDVDが絶対か、というと違います。
合う人には合う。合わない人には合わない。
筋トレってそんなもんです。
みんな違ってみんないい( by 金子みすゞ)です。
肩甲骨を寄せて、胸張って・・・じゃバーを降ろす位置は?というと乳首の上と書いている本もあれば、乳首の上とか、下とか書いている本もあります。
腰をあげてはいけないとか、反らした方がいいとか、踵で押せと言ったり、つま先で上げろと言ったり・・・
何が正しいのか、勉強すればするほど分からなくなります。
そこが奥深さであり、「いやーベンチプレスは深いな・・・」なんて、世の中の変態男性を魅了しているところであります。
同じ人間なんですが、微妙に骨格は違うだろうし、これまで育ってきた環境や運動歴で色々と変わってきます。
結局、やりながら自分に合ったフォームを探していくしかないのです!
私は自分ではできるだけ基本に忠実にストリクトなフォームでやっているつもりです。
しかし、それを真似する必要もありません。
それは私なりのストリクトなフォームってだけですから。
それが唯一正しいというフォームはというわけではありませんから。
正しいフォームはないけれど
しかし、これをやったやいけないよ、というフォームはあります。
これはやって欲しくないですね。
正しい正解はないけど、間違いはあるのです。
こっちが大事。
例えば、ショルダープレスの時に腰を反らしたくないのに、反らすというのは一つのNGです。
でも、これも腰を反らすつもりで自分でコントロールして反らすのは許されます。
デッドリフトで腰が曲がるのはNGです。
でも腰を曲げたフォームですごくあげることができて腰も痛めていない人もいます。
分からない場合は聞くのが早い!
基本は基本として押さえておきながら、目的や動きの癖、痛い箇所、やりやすさにより少しづつ変えていくのが良い方法だと思います。
このジムでは基本的にフォームは個人に任せています。
小さなことはその人でないと分かりません。
一見同じ動きをしているように見えても、意識するかしないかで使う筋肉は変わります。
スクワットの際に、あなたが「お尻さん!もっと働いて!!」とあなたが願えば、お尻の筋肉が動員されます。
そのくらい人間の頭というか筋肉というか、繊細です。
膝が1cm前に出るかどうかで、大腿四頭筋(太ももの前の部分)を使うのか、ハムストリングス(太ももの裏側)がメインになるのか変わってきます。
そうなると、その境目は本人しか分かりません。
ベンチプレスで乳首の上がいいのか、それとも5mm頭側に降ろすのか、腹側に落とすのか、、、本人の感覚の方が多分正しい。
教科書的なフォームの指導をしますが、細かいところの調整は本人作業になります。
やりながら「これでいいのかな。。。」と思うことがあると思います。
なんか違うような気がするな、、、と。
その場合は、大抵は間違違っています(笑)
それが、どこの筋肉のトレーニングでどうすれば効く感じになるのか、遠慮せずにトレーナーに聞いてくださいね。