『動けば変わる、は本当かもしれない』

4月になると、どこか「何か始めなければ」という空気を感じることがあります。
新しい環境、新しい流れ。

周りも前向きに動き出しているように見えて、自分も変わりたいと思う。

ただ、その気持ちとは裏腹に、思うように動けない日もあります。
やる気がないわけではないのに、体が重い。

気持ちはあるのに、行動に移せない。

私自身も、「やろうとは思っているのに動けないな」と感じる日があります。
そういうときに限って、周りが順調に見えるものです。

こういうとき、人は「気持ちが整ってから動こう」と考えがちです。
でも心理学では、気分が整うのを待つよりも、先に行動することで感覚が変わることが知られています。
小さな行動がきっかけになって、そのあとに気持ちや集中力が少しずつついてくる。

実際に、少し体を動かしたあとに「思っていたよりスッキリした」と感じた事が多いと思います。
それは気合いで切り替えたというより、動いたことで状態が変わった結果とも言えます。

これ、トレーニングをしていると「あるあるだな」と思う場面でもあります。
最初から「今日はいい状態だな」と思える日ばかりではありません。

むしろ、少し重たいまま始まる日も多いと思います。
「今日はどうかな」と半信半疑で動き出すような日もある。

でも、いざ体を動かしてみると、
思っていたよりスムーズに動けることもあれば、
逆に「あ、今日はやっぱりきついな」とはっきり感じることもあります。

どちらが良い・悪いではなくて、
その日の状態が、動いたことで少し見えてくる。

頭の中で考えているだけでは分からなかったことが、
体を通すと、少し現実的に分かってくるような感覚です。

私たちのジムではメニューは決まっていますが、その中での向き合い方は一つではありません。
丁寧に動く日、余力を残す日、少し踏み込んでみる日。
同じ内容でも、その日の状態によって意味が変わってきます。

春は、何かを始めるにはいいタイミングです。
ただ、すべてを整えてから動き出す必要はありません。

少し整っていない状態のままでも動いてみる。
その中で、自分の感覚を取り戻していく。

「いい状態で来る」ことよりも、「来てから状態が分かる」ことに意味があります。

もし、少し気が重いまま足を運んでいる日があれば。
それでも来ている時点で、すでに動き出しています。

そんな日も、この場所を思い出してもらえたら嬉しいです✨