羽生選手の金メダルをみて思う。一流と二流の違いとは?

クラソノです。 昨日は終日ジムにいたのですが、 ジムが終わって家に帰るなり、 小学校二年生の娘が 「羽生くん何位と思う?」 と聞いてきました。 (わざわざ聞いてくるくらいだから優勝したんだろ!) と思いつつ、「んー、何位かな、、教えて!」と大人の対応をしました。 小学生の女の子さえも注目していた中での 素晴らしい、金メダルでした。 この日まで日本勢では金メダルが出てなかっただけけに、日本中の期待を背負った中での結果は素晴らしいと思います。 羽生選手、おめでとうございます! 優勝する選手は何が違うのか? さて、スケートに限らず、どの競技でも優勝する人がいれば、2位、3位になる人、入賞する人、入賞できない人、試合に出ることもできない人・・・ たくさんの選手がいます。 基本的にはピラミッド型。 では、 トップ選手と他の選手の違いは一体何なんでしょう? 才能でしょうか?努力でしょうか?それとも運? 何事も運は必要。しかし・・・ 例えば、今回羽生選手は大会前に怪我をしましたが、その怪我がオリンピックの直前だったらどうだったでしょうか? ”もし”羽生選手が大分で育っていたら、このような結果になっていたとは到底思えません(笑) そういう意味では、運はすごく大事。 しかし、運が良いだけでも当然ダメです。 必要条件ではあるが、十分条件ではありません。 羽生選手よりもっと良い環境で練習している選手もいるはずです。 もっとハードな練習をしている選手もいたはずです。 しかし、それでも金メダルは取れてない。 全ての競技において、まず運は必要です。 ”運”というか、自分ではなんともできない 生まれた場所とか、出会いとか、きっかけとか、、、 その上で、天性や努力が重要になってきます。 一流と二流の違い さて、やっと本題です。 努力といいますが、 練習時間が長ければいい、ってもんじゃありません。 ただ闇雲に頑張れたばいいわけではありません。 自分が何のためにこの練習をしているのか、 これをすることで何ができるようになるのかなどを 明確に意識して練習をすることがすごく大事です。 そして、 結局一流と、二流の違いはここじゃないのかな? とクラソノは思っているのです。 1位と2位のような繊細な差じゃないですよ、 もっと大雑把に一流と二流の違いです。 魚の釣り方を教えよう。 意識して練習させるのは指導者、コーチ、トレーナーの仕事でもあるのです。 中国古典の老子(だったと思う)に 「魚を与えるより、魚の釣り方を教えなさい」 みたいな格言がありますが、そういうことです。 トレーニングを与えるのでなく、 トレーニングの考え方を教えることが大事なのです。 もしくは、 トレーニングを考えることの大事さを教えること。 例えば、このジムではメニューを与え、運動の指導をします。 いや、一般の人だけでなく、競技者やアスリートに対しても トレーナーは、”トレーニングメニュー”という、魚を与えているわけです。 そして、会員さんや選手は、その魚を食べている、つまりメニューをこなしているわけです。 これはプロ選手でも同じ。 ほとんどの選手は、言われたことを、単にこなすだけ。 しかし、理想は なぜこのメニューを作ったのか、 というところを教える方がより良いのです。 そうすれば選手が自分でメニューが組めるし、 何より、自分で組んだメニューは効果が出やすい! このメニューは自分で考えたのだから正しい!! と思い込むブラセボ効果もあるでしょうが、 自分で組んだメニューの方がやる気が出ます。 ボディビルダーで、人からメニューを組んでもらう、なんて人は聞いたことありません。 このジムはトレーニングの学校です ということをしばしば伝えています。 私達は会員さんに対して、 その人が”欲しているであろう魚”を与えていますが、 本来は”魚の釣り方”、”料理の仕方”も学んで欲しいと思っています。 オリンピックを目指して欲しい、 なんてことは言いませんが、 できるだけたくさん体のことや健康のこと、運動のことを学んで欲しいのです。 なぜならそっちの方が、結果が出るから。 痩せたい人は痩せられるし、筋肉が欲しい人は筋肉がつく。 これからまだまだ何十年生きているわけです。 学校では教わらないし、マスコミや雑誌などには取り上げられないけど、 知っておきたい正しい知識というのはたくさんあります。 セミナーをする理由 そういうことをトレーナーだけでなく、普通の人も知って欲しいのです。 情報提供、啓蒙活動はこのジム、会社のミッションの一つです。 4月に阿部勝彦さんのセミナー、5月に近藤拓人さんのセミナーをしますが、 単に私が知りたいだけでなく、多くの人に知って欲しいから開催するのです。 たぶん、9割人は「こんな世界があるのか!」という感じになると思います。 ちょっと難しい話もありますが、 しょせんは日本語ですからダイジョウブデスヨ。 半分しか理解できないかもしれませんが、ハンブンワカレバ、OKデス! 特に阿部さんセミナーは今月までがかなりお得な料金になっています。 知り合いの方で運動関係に興味がある方がいればお声かけください。 皆で勉強しましょう! 詳細はこちらをご確認ください!!! →今後のイベント・行事 こういうところから新しい世界が広がります!! あ、羽生選手の話からそれましたね、、、 羽生選手は当然、コーチから何かしらメニューを与えてもらっているはずです。 しかし、そこにはきっと彼なりの考えが入っているはず。 単に与えられたメニューをこなしているだけではないと思います。 多分ですよ。。えぇ知り合えじゃないので、、、 実際、そのまま何も考えずにこなしているかもしれませんが、、、 何はともあれ、羽生選手おめでとう!宇野選手も!! そういえば過去に羽生選手について記事を書いたことを思い出しました! 参考まで。 →羽生選手のCMから学ぶ

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腹筋で本当にお腹が細くなるの?

昨日はバターチキンカレーを食べて、汗をかきまくったクラソノです。 普通にできて、かなり美味しい! スバイスあればあんなに美味しいの作れるし、 市販のカレールーって一体何?って思ってしまいます。 普通にスパイスミックス売ればいいのに。 スパイスはちょっとづつ、毎日摂取することはきっと体にもいいと思います。 クミンやターメリックは日本でもメジャーですが、 それでもスパイスとして、あまり使いこなせてませんよね。 ちょっとスパイスのことを勉強しよう、と思いました。 アーユルヴェーダとかその辺かな。。 深みに入る一歩手前でやめないと、 どんどん入っていきそうです。 腹筋でお腹が細くなる!? さて、今回はあなたも気になるであろう、お腹について解説します。 女性でお腹周りを細くしたい! ということで、腹筋運動をすることがありますが、 腹筋運動をしたからと言って、お腹が細くなるとは”限りません” 細くならない、とは言いませんが、細くなるとは限らないのです。 細くなるかもしれない理由 よく動かす部分は脂肪がつきにくいと言われているためです。 あとは筋肉がついて、形が良くなるかな、という感じ。 細くなるのか? と聞かれれば見た目は細くなるかもね。くらいです。 細くしたいのであれば、 基本的には脂肪を落とすしか方法はありません。 わざわざいわゆる腹筋運動をしなくても 正しくウエイトトレーニングをしていればかなり腹筋は使います。 腰が反りすぎないよう、しっかりお腹を意識することでかなりお腹は使います。 私から指導されたことがある人は分かると思います。 (背中のエクササイズ以外)腰を反らない、 というのはとても大事なことなので、 常に意識してくださいね。 プランク お腹の関係で言えばオススメはプランクですね。 ジムでもほぼ皆が経験させれているはずです。 それくらい基本的で大事なエクササイズなのです。 プランクって何? プランクとは”板”のこと。 踵から頭まで一枚の板のようにまっすぐにキープしてください。 こんな感じ。 プランクのポイント ・踵ーおシリー腰ー頭をまっすぐに。 もっとも良くあるのが、腰が落ちるエラー。 腹筋のエクササイズと理解しておらず、とりあえず何と無くやってみた的な感じの場合がこれ。 まずしっかりお腹で呼吸することから始めましょう。 お腹を膨らますように呼吸して、そのまま凹ませないように呼吸します。 腹圧をしっかりかけたまま、まっすぐキープすれば腰はあまり落ちません。 「腰あげて」というとお尻が浮いてくる人もいますが、そこは自分でコントロールするしかありませんね。イメージは「腹筋を丸める」という感じ。 ・股関節はしっかり伸展させてください。 股関節が「く」の字にならないようにします。 できるだけまっすぐ。自分で思っているより2−3cmさらに腰を下げるくらいでちょうどいい場合が多いです。 ・肩甲骨を外側に開く。 肩甲骨を寄せずにしっかり開きます。 床についている肘や手でしっかり床を押し肩甲骨と肩甲骨の間を凹ませないようにします。 手幅、肘幅が広いとやりづらいので、肩の真下に肘や手が来るようにしてください。 ここまでくればかなりいい感じのプランクになっているはずですが、最後にもう人ポイント。 ・お尻をキュッと締める お尻で大切な1万円冊を挟んで引っ張っても抜かれないイメージで。 あとは自然な呼吸をしながらキープ。腹圧は外側にかけたままです。 はい、30秒。 なぜプランクが大事なのか? プランクは一体何ための運動なのでしょう? そうです、腹筋ですね。姿勢をキープするために腹筋に頑張ってもらいます。 腕や肩が疲れる、腰が痛い、などの場合はフォームの修正が必要です。 腰が痛い、という場合は腰が落ちている可能性が高いですね。 その場合腰はむしろ丸めるくらいの気持ちでも大丈夫です。 肩や腕が痛い場合は手幅肘幅を狭めてください。手を組むのも良い方法です。 プランクは腹筋の運動であり、前鋸筋という筋肉の運動です。 お腹や脇腹の上の方に刺激があれば正解です。 プランクをすれば腹筋は不要? 個人的な見解ですが、クランチや足を曲げて上体を起こす腹筋は一般人には不要と思っています。 世界的にもそんな流れ。 ボディビルやボディメイク的にはありかもしれないですが。 というのも、実際の日常生活の動きの中で、腹筋を曲げるような、あの動きはほぼありませんよね。 それより腹筋の役割としては姿勢を維持したり、人と接触した、重いものを持った、という状態で体勢が崩れるのを防ぐ役割が大きいのです。 本来の姿勢を維持するための筋肉と思っています。 本来は立ち姿勢でやればいいのですが、難しいので九十度倒した姿勢のプランクのように寝そべってやる、ということです。 ただしこのプランク、運動強度はそこまで強くありません。 体重が軽い人は難なくできてしまいます。 その場合は、片足でする、片手でする、という方法にチャレンジしましょう。 または腰が落ちないようキープしたまま、姿勢を変えてみたり、動いてみるという方法もオススメです。 プランクを長い時間する必要はありません。 15秒ー30秒くらいで十分。せいぜい1分。 それ以上やることは、無駄な部活の練習みたいなもんです。 それより運動強度を上げる、難易度を上げることが大事です。 プランクをしてもコアの力が上がる、というエビデンスはあまりないようです。 なので、 トレーニングそのものというより 姿勢のチェック、コアへの意識づけ の意味合いでやってもらっています。 きついトレーニングはまだまだありますからね。 次回プランクをするときはまずまっすぐな板になりきってくださいね。 体も固めて上に人が乗っても大丈夫なイメージしっかりと。 あ、今回のポイントはほぼサイドプランクも同じですよ。 サイドプランクも超大事なので、こちらもやっていきましょう!

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ダイエットの新常識はananから学べ!

ananを買ってみました。 コンビニで綺麗な女性の表紙が目について、ついつい衝動買い。 もともとこの雑誌はたまに気になる表紙の号があったのですが、 ちらっと横目で見てスルーしていました。 しかし今回はそうはいきませんでした。 そうです、林真理子「美女入門」! なんと連載1000回! 1000回って一体いつから書いてるんだ!? (約20年らしい) いや、その前に林真理子さんって そんなに美女だったかな? と気になったわけです。 違います。 当然こっち。 ダイエットの新常識!? 「食べて痩せる新常識」 ダイエットの成功の鍵は、自分にあった正しい食べ方にあり! 「新常識」って何だ?と。 足し算ダイエット、ハイレジ、肉食ダイエット、レコーディング、グルテンフリーが紹介されていました。 「・・・え!?全然、これ新しくないぞ・・・」 と思いつつ、 「世の中ではこれが新しいのか!」 と気になったわけです。 ここはトレーニングの学校です。 まずは、ananをジムに置いておきますね。 もし気になるダイエット法があればじっくり読んでください。 やるやらないは別として、知識として知っておくことはすごーく大事なことですので。 このジムはトレーニングの学校ですから。 必要な知識はどんどん提供していきますよ。 ananから学んだこと しかし、アレですね。 女性誌は違いますね。 目次を見ても全く惹かれない・・・ 同じマガジンハウス社でもターザンとはやはり違います。 「んー・・・」 参考にはなりますよ。 ホウホウ、ナルホドネ。 本当に内容はいいですよ。 知識として知っておいた方がいいことがいっぱい書いていますよ。 だからあなたにも読んで欲しい。 私には全く響きませんでしたけどね。。 なんでしょうね。内容自体はすごくいいんですが、書き方ですかね 見せ方ですかね。 全く気持ちが入らない。 「ふーん・・・」って感じで。 でも、これが大事なんですよ。きっと。 いつも読まない本を読む。 やらないことをやる。 実際、そういう意味ではすごく参考になりましたね。 自分には思いつかない表現や使わない言葉がたくさん。。。 この辺を勉強すれば、 ヨガのホームページや広告とかもっと反応の取れるものを作れそうです。 もっと女性誌も読まねば! と思い、アレから他の女性誌の表紙を見てるのですが、 「これに女性は喰いつくのか!? 」って感じで どれも全く興味が引かれず・・・ なかなか買うのをためらっております。 彼女のいない男性諸君! 女性誌には我々の知らない情報が盛り沢山あります。 定期購読すればモテ男になれるかもしれません。 購入しろとはいいません。 ぜひ女性誌を立ち読みてくれたまえ。 何かしら発見があると思います。

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冬の朝ランの辛さを乗り越えろ!

別大マラソン大会 昨日、夕方ジムから自宅へ帰る途中、 「今日は、やたら走っている人が多いな・・」 と、ふと今日が別大マラソンの日だって ことに気づきました。 ジムに来られる場合は交通規制にご注意ください! 国道197号は時間により規制がかかりますのでご注意を。 ランニングについて さて今日はせっかくなのでランニングをテーマに軽くお話しましょう。 ランニングの良いところは何と言っても手軽さ。 そして「運動したぜ、という満足感」です。 そして有酸素運動のメリットをたくさん享受できます。 何より「走る」って動作が体にいいと思っています。 そもそも、「走る」ってことが「ヒト」っぽくて好き。 二本足で歩いて、走って、止まって、曲がって、ジャンプして、、、 これぞ「ヒト」って感じで。 ・・・なんですが、それでもまだ「ヒト」の身体って二足歩行用には完全に進化しきれてない気はしますけどね。(これは私見です) 10年くらい前までは実は結構走っていました。 さて、 私も以前はよく走ってました。 朝5時頃から走っていた時代もありますし、月に200km目標で走ってた時期もあります。 舞鶴橋から河川敷沿いをずっと・・ これがマラソンコースでした。 道路沿いは車の排気ガスが木になるので、、、 夏の朝は気持ち良く走れます。 少し走れば汗がダラダラ出て着ますが、 それもまた良し。 どうやって辛さを乗り越えるのか? ただ・・・この時期がツライ。 私は朝ラン派だったので、この時期の朝はかなり気持ちがないとやってられませんでした。 弱い自分の強さをまざまざと感じる季節です。 この寒さの中、どうやって気持ちを高めて走るか、 これは多くのランナーにとって、チャレンジテーマだと思います。 さて、クラソノはどうしたか? まず朝起きるのは問題ありませんでした。 そのころは12時までには寝てましたので、6時頃起きるのは問題ありません。 問題は、起きた時の寒さ。 この寒さを乗り越え、着替えて、玄関ドアに行く、というまさに自分の強さを試される苦行です。 起きて走ることを想定して寝る で、私のとった作戦が、走るときの服装で寝る、という方法です。 全部じゃありませんよ。 ジャージとシャツを寝て寝るという作戦です。 こうすると、起きて即、ジャージを羽織れば完成です。 あとは靴下と靴を履けばGO! わざわざジャージを履いてシャツも着ているので、走らなくても着替えなければなりません。 起きて、着替えて・・・ の着替えての部分をなくすことにしたのです。 そしてエアコンを付けっぱなしで寝れば”寒さ”の部分も緩和されるのですが、部屋が乾燥するので、これはしませんでしたけどね。 それでもやはり負けることもあり、だいたい3勝2敗くらいでしたね。。。 たぶん、勝ち越しているとは思うのですが、これは自分に都合の良いよいう記憶が書き換えられている可能性もあります・・・・ と、これまで多分数百キロは走っていますが、走っているときに、今まで一度も知り合いに出会ったことがありません。 まぁ、そんなもんかもしれませんね。大分って言っても広いですからね、 河川敷なんて一度も通ったことのない人もたくさんいるでしょうからね。 あなたもぜひ、朝6時頃から一度走ってみてください。 この季節、海側からの逆風が程よい負荷になりますよ! あー、なんかちょっと走りたくなってきた。今年は走ろう。

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大分の筋トレダイエットトレーニングジムPROTEIOS

アスリートに糖質制限は必要か?

前回はタンパク質の話をしました。 タイミングを気にするより、量を気にしてねということでした。 今回は糖質制限についてです。 このブログでもちょくちょく話題にしていますが、 今月のコーチングクリニックという雑誌で「アスリートに糖質制限は必要か?」 と言う特集をやっていたので、この機会にと思ったわけです。 「コーチングクリニックが糖質制限についてか・・・」 なんて思いながら内容を読んでみたのですが、 ”糖質は必要派”の意見しかなくて、ちょっとガッカリでしたね。 こういう場合、大体の場合、賛否両論を載せつつ、読者に委ねるというケースが多いと思うのですが、今回ははっきりと糖質YES!って感じで・・ 私個人はどちらかというと糖質制限肯定派ですので・・・ ここで一度糖質の働きや糖質制限するってどういうこと? についておさらいします。 私たちは動くときにエネルギーを必要とします。 で、そのエネルギーは食事から摂っています。 ここまではいいですね? そして、 糖質や脂質は運動するときのエネルギーになるのですが、糖質(血中ゴルコース)の方が手っ取り早くエネルギーに変えることができます。 つまり、体に糖質と脂肪があった場合、糖質の方が利用しやすいのです。 例えば、強度の高い運動をする場合は、例えば10秒で全力を出す必要があるときは短い時間に大きなエネルギーが必要になるので、それを悠長に脂肪をエネルギーに換えていては間に合わない、ということなのです。 だったら糖質をどんどんエネルギーとして使う必要があるし、だからアスリートのような全力を出す人達には糖質は必要だ! ということなんです。 あと、糖質を摂取することにインスリン効果により栄養が取り込まれやすいので、筋肥大を狙っている時期には糖質を抜くことで、タンパク質の利用率が落ちることが考えられます。 まぁごもっともなんです。 それは体の仕組みがそうなんているので、それは事実です。 しかし、だからといってそれがベストなのか?ということなんです。 じゃ、もし体に糖質がなかったらどうなるの? たまたま、この現在社会に生きている私たちは糖質過多の環境に適応した食生活をしているわけです。 だから糖質は日常生活の中に普通に接しているし、体もそれに慣れているわけです。 糖質を抜くとエネルギーの代謝系が糖質を利用する系から脂肪を分解してエネルギー(ケトン体)として利用する系に変わります。 糖質を1ヶ月、半年、1年、5年・・・とほとんど摂取しないケトジェニックな体の場合にパフォーマンスが落ちるのか?というところが問題なのです。 また、ケトジェニックな体でいた人が試合前に糖質を含む食事にするとひょっとしてパフォーマンスは上がるかも? などが考えられるわけです。 短期的に前日だけ摂取しないとか、3日間摂取しないとか、そんなレベルであればたぶん体も糖質がなくなって慌てている状態なので糖質がなくなればパフォーマンスが落ちるでしょう。 じゃ、それを半年続けて見たときはどうなるでしょう? 3年後は? というのはまだ分かっていないのです。 なのに、糖質制限NO!を言うのはどうかなと。 実際、アスリートレベルで実験するのは怖いですよ。 そんなチャレンジしてパフォーマンス落とす可能性がありますからね。 普通に糖質のある食事をしておけば、そんなリスクをとる必要はないわけですから。 少なくとも今の状態より悪くなることはないわけです。 食事から糖質を抜くとどうなるか分かりませんからね。 パフォーマンスが上がるなんて根拠もないし、そんな可能性にかけるより、今までとおりやっておけばいいのです。 また糖質を抜くということに対するメンタル的な部分も大きいと思います。 糖質抜いて大丈夫かな?とか思いながらやることがストレスになりますからね。 ただ私が3年前に柔術の大会に出るために8kgくらい減量したときは糖質をほとんど摂取せずに、気持ちよく落とすことができました。 空腹感も感じることなく、確かにパワーは落ちましたが、それはどんな減量でも同じかなと思っていますし。 減量の必要のない選手はあまり考えなくてもいいんです。 問題は大幅な減量が必要な人の場合ですからね。 今回のコーチングクリニックの記事を見ると、ほらやっぱり糖質制限は意味がない、みたいに思う人がいるだろうな、と感じました。そもそも今の管理栄養士とか栄養教育受けている人は、ほとんどがYES!糖質ですからね。 説得力があったのはバズーカ岡田とマサ井上の対談だけでしたね。 でもマサさんは白米大好きだし、、、 本当はケトジェニック派の人と対談して欲しかったですね。

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タンパク質摂取のタイミングと摂取方法について

タンパク質の国から今日のブログを書いているクラソノです。 今日はちょっと真面目な話をしましょう。 タンパク質摂取のタイミングと摂取方法について NSCAジャパン機関「Strength & Conditionig Journal」に特集がありましたので、そのご紹介です。 気になる人にはすごく気になるテーマではないでしょうか? タンパク質をいつ、どう飲めばいいとか、を11ページものページを割いて真面目に書いてます。 興味のない人にとっては、本当にどうでもいいことですが、タンパク質の国では一大事なのです! しかし、こういう論文形式レビューは 「・・・という好ましい変化を促進させる可能性が示唆されている。」 みたいな周りくどい表現が多くて、読み疲れますね。 さて、一々内容を紹介しても面白くないので、気になったとこ、知ってほしいところを説明しましょう。 タンパク質はやはり大切。 ざっくり一言で要約すればこういうことです。 せっかく読んだので、もうちょっと細かく説明しましょう。 ・摂取のタイミングについては、エクササイズの前後が望ましい、 ・エクササイズの前の摂取の方が良い、という論文もあれば、前でも後でも変わらないという論文もある。 ・エクササイズ直後はタンパク質合成が促進される、という論文はたくさんある。 タンパク質摂取のタイミングより大事なこと すごーく大事なことは・・・ タンパク質の絶対的な総摂取量が足りている人については摂取のタイミングのもつ効果は低下するか、完全に消滅する、 ということ。 つまり、タンパク質は”絶対的な摂取量が大切”で、タイミングは量が足りてない時に気にするべし、ということ。 「え、そうなの?」って人もいると思います。 「プロテインはいつ飲めばいいんですか?」 とよく聞かれますが、 とりあえずは運動の前後に摂取しておけば間違いありません。 そして、そんなことより絶対的なタンパク質の摂取量の方が大事ですよ! ということです。 あとは、 ・タンパク質が多い食事の方が脂肪が落ちて、筋肉がつく ・1日を通して、小分けにタンパク質を摂取した方がいい ・トレーニング経験が乏しい人の方が、タンパク質摂取の影響は大きい ・高強度のウエイトトレーニングとタンパク質を多く摂取することで、筋力と徐脂肪量のより大きな効果が促進される ・中程度のカロリー制限と有酸素運動とウエイトトレーニングを組み合わせた定期的な運動を行うことは、効果的で長期的な減量方法 ・・・ などなど、 普通に考えて「そうだよね」という感じです。 本当に論文は正しいのか? しかし、これらの論文というのは、要注意! と私は思っています。 多くの論文には、それが書かれた背景があるものです。 製薬メーカーや企業スポンサーから資金援助を受けていたり、望まない結果が出た場合は発表しなかったり、ひょっとしたら捏造も・・・ 実験なんて、「こういう結果を出してくれ」「こういう結果が欲しい」となればそうなる実験をするものです。 だからこそ追試が必要なんですが、人で追試は難しいのです。 ほんと、人を対象にする実験というのはすごく難しいです。 同じ人に、同じトレーニング内容で、同じ食事・・・とあらゆる条件を同一にして実験することが条件ですが、それは不可能ですからね。 同じ人でやるにしろ、すでに二回目ということ自体の馴化問題があります。 その時の体調も違いますからね。 理論が先か、実践が先か・・ 私たちとしては、細かい実験は研究者にやれせておいて、ある程度ざっくりした感じでとらえればいいと思います。 今ある常識だって、20年後にはどうなっているか分かりませんからね。 そもそも理論は後から付いてくるものです。 とりあえず、現時点の科学は、まだ実践に追いついていません。 だから、ボディビルダーも人によってトレーニング方法がまちまちなわけです。 何が一番いいか分からずに、自分の感覚を信じて、信じ切ってやってるんです。 「タンパク質は重要だ!」なんて、ずーと前から分かっているわけですが、 いまだに一日の限界摂取量だってはっきりしませんからね。 だから、一日何グラムとか上限を決める必要もありませんよ。 毎食1kgの肉!肉!!肉!!みたいな極端な食事をしない限りね。 今回の結論 タンパク質摂取のタイミングについては、 細かいことは気にするな、とりあえずたくさん摂取しとけ、 ってことでいかがでしょう? あとは色々と自分で試してみましょう。 エクササイズの前に飲んで見たり、後にして見たり、 プロテインの代わりにMUSASHIのようなアミノ酸を飲んでみたり、たまにはプロテイン自体を抜いてみたり。。。 その中で「!」というものがあれば、それがあなたの正解ですよ。 20年後に「ほら、前から俺が言ってるとおりじゃん!」ってなるかもしれませんからね。

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スキルや才能よりコミニュケーション能力が評価を左右する

ちょっと前に「そうか、君は課長になったのか。」 と言う本がありました。 大学時代の友達から年賀状が来てて、来年度から課長に昇進すると書かれていました。 彼の能力からしてもっと早く昇進できたのでしょうが、家庭の事情などもあり、まぁまぁゆっくりしていたようです。 そういえば、バリに行ってて、年賀状返してなくて申し訳ない。 今さらながら、あけましておめでとうございます。 さて、 昇進・昇給と関係する要素は何か、という問いに対する統計や研究によると、スキルまたは才能に関する要素はわずか15%ということです。 残りの85%は、物事に対する姿勢が関係しているということでした。 つまり、本人の能力より、やる気や積極性が関係していると言うことなのです。 自分の方が仕事の能力があるのに、同期で仕事もできないあいつが昇進する、なんてのはつまりはここです。 仕事ができなくても、コミニュケーション能力が高い方が評価されるということが多々あります。 そもそも”自分は能力がある”と思っていても、他人からは、その差が見えないかもしれないし、その能力の差が明らかになるような場面が少ないかもしれません。 上司は見ているようで、見えてませんからね。 一方、仕事に対する姿勢については、毎日のことですし、他人からも分かりやすいです。 例えば、報告しないで書類だけ決済にあげる人より、仕事が終わった時にすぐ報告する人の方が評価されます。 質問せずに書類を書いて、間違う人より、なんでも質問して修正の少ない書類を作成する人の方が評価されます。 これは能力やスキルの問題じゃないですよね。 コミュニケーション能力ってことですよね。 自分がどう考えているか、ではなく他人から見てどう見えるか、ということはすごく大切です。 人の目を気にして生きなさい、ということを言っているのではありません。 独りよがりになってない? 自分中心で考えてない? ってこと。 「私はこう思う、こう感じる」というのは良いことです。 そこで終わらずに、じゃ、他人はどう思うだろう?上司はどうだろう?お客様はどう思うだろう? という視点から考えることが大切なのだ、 ってことです。 トレーナーやインストラクターも、コミニュケーション能力が大切です。 トレーナーとしての能力は、お客さんからすれば、大差ないように見えるかもしれません。 でも、スキルや知識、能力を磨かずに、コミュニケーション能力を向上させるのに力を入れる、というのでは本末転倒ですよね。 フィットネスジムなんかではそんな感じですし、パーソナルジムでもコミニュケーションが一番大事だ!みたいな指導をするジムの方も多いようです。 確かにそちらの方が、一時的にはお客様の満足度は得られるかもしれません。 でも、それはなんか違うんじゃないか?と私は思っています。 だから、PROTEIOSは逆をいきます。 まずは能力を磨きます。そしてコミニュケーションは頭に入れておく、くらいで。 なので、知識やトレーナーとしてのスキルを磨くことには手を抜かず力を入れていきます。 やっぱ、それが一番大事でしょ! 何度も言ってますが、トレーナーとして、(そして普通の会社員の方も)学ぶことをしないのは怠惰の極めですよ。 ということで、 今年もセミナーや情報発信を積極的にやって行きますね。

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お腹が空いても我慢できるようになる方法

先週は娘のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になり、仕事で色々と支障が出ました。 何かをしようと思っても色々と予期せぬことがある、とうことを年初から実感させれたところです。 1月も終盤になってきました。 そろそろ正月気分もすっかり抜けて年度末へ向けて走り出す頃ですね。 「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」 なんて上手いことを言うものです。 (うちのトレーナーのマッチには負けますけどね!) 年始に決めて目標はまだ覚えていますか? ちゃんと目標を意識して日々を過ごしているでしょうか? 人間は自分が考えているような人間になる アール=ナイチンゲールは 「あなたはあなたが思うような人になる」と言っています。 簡単に言えば、 「こんな人になりたい、と思えば、そのような人になれる」 ってことです。 「そんなうまい話はないでしょ!?」 と思うかもしれませんが、 この言葉は色々な人が引用しているので、 きっと本質的な言葉なんだと思います。 「宝くじが当たる、と信じれば当たる」とか 「こういうことがあれば良いな、と思ってたら、そういうことが起こる」 という他力本願的ことではありませんよ。 不愉快な事ばかりに目を向け、その状況に不満を言い、そのようなことについて話し考えていたら、あなた自身が不幸で不愉快な人間になり、不幸で不愉快なことをさらに引きつけてしまうと言うことです。 逆に、何か不愉快な出来事があっても、その影響を受けないように自分を律してそのような出来事を振り払い、その日に気持ち良かったことに目を向けたら、前向きで気持ちのよい人間になるということです。 あなたはどんな人間になりたいですか? 誰でもジムに行かない理由、通わない理由はたくさん見つけることができます。 寒い、 体調が良くない、 仕事が忙しい、 飲み会が入った、、、 まぁ、色々と出てくるはずです。 人は言い訳の天才ですからね。 それらの多くはあなたに責任はありません。 仕方ないことです。 そこで自分を責める必要はありません。 ですが、自分を律して 「私は、ジムに行くと決めたら行く人間だ!」 という自分像を作って信じることができれば、 そのような行動をするものなのです。 自分が思うような人間になるものなのです。 ダイエットをするのであれば、 「私は、お腹が空いても我慢できる人」 と自分に言い聞かせてましょう。 空腹が気にならない人になれます。 「俺はかっこいい体が世界一似合う男だ!」 「私はボディラインが最高に美しい女性になれる」 と信じてトレーニングをすることで、 そのような人になれる、ということなのです。 柔道部物語の名場面の一つ、 「俺ってストロングだぜえ!」 って場面は、 つまりはこういうことですよ! まず自分がなりたい人間を想定し、 自分がそういう人間だと思って行動してみましょう! お金も時間も何もかかりません。 心構え一つで変わることもありますよ!

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ラクダの鼻問題。

”the camel's nose under the tent” という慣用句を知っているでしょうか? ラクダが 「寒いからテントの下に鼻だけ入れさせてください」 と言ったので、それを許したところ、 次に肩、足と次々に入れてしまい、 結局ラクダにテントを占領されてしまった、という寓話です。 つまりは、 「何でもないような 小さなことを許してしまうと、 それがもっと大きくなって、 やがて好ましくない状態になること」 を意味します。 日本でいえば、「千丈の堤も蟻の一穴から堤が崩れる」という感じですかね。 寒いからジムに行くのをやめよう・・・ ダイエット中だけど、ちょっとくらいなら・・・ 今日くらいは・・・ これくらいなら・・・ そこから全てが崩れることがあります。 そこで、防ぐ方法を教えましょう。 まずは、完全主義を捨てること。 もともとラクダの鼻を入れることを許容しておくのです。 アリの穴があくことを予想しておくのです。 鼻を入れていいか?と聞かれて考えてから許すのでなく、 あらかじめ鼻まではOK! と決めておくのです。 穴が開くことを想定して、穴を塞ぐ準備をしておくのです。 ジムも行きたくないときは行かない、 その代わりそうでなければ絶対にいく。 週末はいくら食べても許す。 その代わり平日は我慢する という感じで、 最初からある程度の許容の幅を持っておくことで、 対応が楽になります。 ジムに関していえば、 1回休んでも2回休んでもいいから、 とりあえず続けること。 休んだことを次に休む理由にするのでなく、 2回休んだからそろそろ行こうかな、というくらいでいいと思います。 最悪なのは ラクダにテントを占拠されること。 最初に鼻を突っ込ませるだけで終わっておけばいいのです。 怠惰というモンスターは勝手にやってきます。 空腹という怪物はとてつもない強さです。 だからこそ、戦う必要はありません。 そして、 ようこそ!と中に入れる必要もありません。 来たな・・・ って感じで、そのままにしておけばいいのです。 ラクダが来ても知らんぷりして やり過ごせばいいのです。 そして、あらかじめその予想をしておくこと。 これが重要です。 予測できること、予想していることであれば、対応できます。 え1?まぁ、、、これくらいなら・・ これくらいなら、これくらいなら、まぁこれくらいなら、、、 とズルズルいくのが一番良くないですよね。 ジムやダイエットに限らず、全ては継続することが大事になります。 ※これはアルパカです。

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