「バタフライ効果」という言葉を知っているでしょうか?

何をさら・・・という方もいると思います。

フィットネスジムによくあるあれでしょ?

いや、それ違いますよ。

確かに、バタフライではあるけどね。

 

これは筋トレ用語ではありません。

トレーニングのセットでもありません。

もちろん水泳の泳法でもありません。

 

今では経済学や他の学問でも扱われているのでご存知の方も多いかもしれませんね。

 

「蝶がばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与える可能性がある」

と いうものです。

普段からよく意識することがあると思います。

  

日本で言えば

「風が吹けば桶屋が儲かる」

的な感じなことです。

 

「桶屋の売上の予測はできるのか?」

というテーマに対して

「いや、風が吹いただけで売上が変わるかもしれないので、予測はできんだろうね」

ということ。

 

バタフライ効果はもともとは気象業界用語で

完全な天気予報なんて、特に長期になればなるほど分からんよ、

ってことを言いたかったようです。

 

逆に

「小さなことを全て正確に積み上げれば正確な予測ができるかもしれない」

というのもある意味真実なのです。

 

ただ、現実として小さな影響まで方程式に組み込むことは困難なのでどのノイズをどの程度消すのか、というのがテーマになっています。

ちなみに私は大学のときに、こういう小さいことのさらに底辺の研究のお手伝いをやっていました。

(意外でしょ?)

 

身体は複雑だ!

そして、

これは身体も同じです。

身体の中は複雑すぎて自動販売機のように、お金を入れてボタンを押したらジュースが出てくる、というものはありません。

 

お金を入れてボタンを押しても、毎回出てるジュースが違うし、必要な料金も変わります。

 

ご飯を食べるにしろ、私が食べたご飯とあなたが食べたご飯では消化吸収される量も違えば、最終的に排泄される量も違うし、それから得られるエネルギいーやホルモン応答なども違います。

 

筋トレは筋肉だけじゃない。

だからこそ、

身体は身体全体で大きく考える必要があります。

 

筋トレは筋肉だけに作用するだけじゃありません。

鍛えているのは筋肉ではあるけど、その作用は筋肉だけでなく、骨や血液中の成分、ホルモン、自律神経などにも大きく作用します。

 

スクワットの恩恵もお尻だけじゃない!

スクワットをしていれば、ベンチプレスも上がる、みたいなこともあります。

 

だから全体なんだよ、と。

 

まとめると

色々が複雑に作用して何がなんだか、もうさっぱりだわ・・・

というのが現代の科学の今ところ。

それでも全体をみれば筋トレは基本的にはプラスに働くという研究結果がほとんどです。

マイナス面で働くものもあるけど、それを補って有り余るプラス面がある、というのが今の見解です。

 

以前からお話ししていますが、

人は「動いてナンボ」「鍛えてナンボ」の生き物です。

 

コタツでじっとしてネットフリックスやアマゾンプライム見てても何も変わりません。 

  

「蝶のはばたき」程度のエクササイズでも長期的にみれば何か変わる可能性があるかもしれませんよ。

とりあえず10分くらいいつものアレやっておきますか?

余裕があればこっちもいいかもね。

「やってみよう!楽しい縄跳び編」

ただし、人間の身体には元に戻ろうとする性質があるので、その辺は自然界とは違うかもしれませんね。