こんにちは。
11月に入りましたが、11月らしくない気温で、昨日も冷房を入れるという事態になっています。
クリスマスあたりに桜が咲くんじゃないかと心配しています。
さて、最近読んだ
「自分を変える方法(How to Change」」
ケイティ・ミルクマン(ダイヤモンド社)
という本の中で紹介されていたフィリピンのとある銀行のお話しをしましょう。
人間というのは不合理な行動を行動をするし、その不合理こそが目標達成に必要なのかもしれない、というお話です。
『自分に手錠をかける』
フィリピンのある銀行で経済学者が、自分で決めた将来の日付または自分で決めた金額が貯まるまで引き出せない銀行口座(鍵付き口座)をつくってらどうだろう?と実験をしたそうです。
金利や他の条件は普通の口座と同じです。
なので、普通に考えたら、鍵付き口座はいつでも好きなときにお金を出し入れできないので、不便なだけです。
イメージ的には金利ゼロの今の定期貯金みたいなものですね。
どちらも金利はほぼゼロだけど、いつでも下ろせる貯金にするのか、定期貯金にするのか、ということですね。
さて、どうなったでしょうか・・・?
結果、鍵付き口座はそうでない口座とくらべ1年間に80%も多く貯金してたそうです。
つまり、鍵付き口座にすることで、貯金額が増えた、銀行としては預かっているお金が増えた、ということです。
わざわざ引き落とせない銀行に貯金する、ってことは、普通に考えば、不合理なわけです。
しかし、その不合理さゆえ、結局は貯金額が増えるよ、ということです。
また、
ある経済学者は、自分の学生に、
レポートを通常通りに提出するパターン
と
自分で締め切りを決めて提出してもらい、その締め切りを過ぎたら減点というパターン
の二つの方法で課題レポートを提出させたところ、自分で締め切りをきめて提出してた群の方が成績が良かったそうです。
これも不合理なことですよね。
わざわざ自分でペナルティ付きの早めの締め切りを設定するより、期限ギリギリまでやった方が良いレポートが書けそうですからね。
でも、なんとなく分かりますよね。
人は制約される方が良い結果を生むことが多いのです。
というか、
僕らは皆、身勝手ですからね。
色々な言い訳を自分で作って自分に甘くしてしまうのです。
将来のためにやった方がいい、
と分かっていても、
不確定な将来のために、今頑張るのを惜しむのです。
皆、そう。
そういう風にできてます。
環境づくりと仕組みづくりが大事!
こういうことは他にもたくさんありますよね。
アルコールを感じたらエンジンがかからない車を開発すれば、飲酒運転禁止なんて法律は不要なわけです。
お菓子をどうしても買ってしまうのであれば、お金をもたないという制約を課してもいいと思います。
玄関の掃除を楽にしたいのであれば、玄関マットを置けばちょっと楽になります。
ウォーキングやマラソンで長い距離を走りたいなら、トラックをぐるぐる回るより、折り返しコースの方がいいのです。
行くだけ行ったら、帰ってくるしかないですからね。
僕も30分で行けるところまで行く、ってことをやってました。
それが周回コースであれば、疲れたところで「あー疲れた。もういいや」ってなって目標距離や時間に達してなくても諦めてしまいます。
大会にエントリーすれば、嫌でも頑張るしかなくなります。
何かをしようと思ったら、制約したり、仕組みを作ることで、弱い自分、合理的で身勝手な自分をサポートするしかないのです。
何をするにせよ、
この仕組みづくり・環境づくりがどれだけできるか、が大事です。
例えば、
このジムでは予約制にしたり、回数を制限することであなたの来店をちょっとだけ煽っています。
そして、月末に駆け込み予約が増えるし、それでいいのです!
上手く利用してくれてありがとうござます!!
年払いについて
もう一つあなたのやる気と継続をサポートする仕組みが「年払い」です。
10ヶ月分の月会費で一年分の会費になる、お得なプランです。
2ヶ月分の会費が無料ってイメージですね。
そして、今月が年払いの手続き時期です。
手続きは来月なので、書類とか意思表示を今月にしてもらうことになります。
年払いは月8回からのプランです。
計算したところ、月8回会員の場合は月会費換算で9900円になります。
メニューも作ってくれて、指導もしてくれるジムで、この価格はかなり安いと思っているのですが、、
一年分の価格でパーソナルジムの2ヶ月分くらいですかね。。。
で、私はどうすればいいの?
僕としては全員に年払いにして欲しいくらいですが、それぞれ諸事情がありますからね。
無理にとは言いません。
ただ、このプランはお得だし、僕なら間違いなく年払い選ぶので、こうやって紹介しています。
・昨年年払いを申し込んで、来年もそのままであれば、何もしなくていいです。「自動更新」でそのままです。
・現在月払いで年払いに変更したい人がいたら、「変更届」をお願いします。
・年払いから月払いに変更する場合も「変更届」をお願いします。
・ただし、途中で退会や休会しても返金はありません。
という仕組みです。
年払いについてはこちらでも解説しています。
年払いをすることで、来年一年間の自分自身のトレーニングを縛るわけになりますが、それがこの仕組みの狙いです。
ご存知のとおり筋トレは継続が一番大事。
何はともあれ継続するしかありません。
面倒くさくなっても、辛くなっても、続けざるをえない環境に自分自身を置くことが大切なのです。
人間なんて弱い生き物です。
自分の意志なんてアテになりません。
「来年1年間頑張るぜ!」という自分自身ヘのコミットメントとしてご利用ください。