今回のトレーニング解説はスクワットです。
ViPRを使ったヒンジスクワット。
ViPRを前に押しながら、お尻を後ろに下げていくあれです。
PROTEIOSの会員さんでこれをやったことがない、という人はいないでしょう。
このエクササイズに限らず、正解は一つではありません。
同じエクササイズにしても何を目的にするか、によって動作や気をつけるところが変わってきます。
今回は、バーベルを使ったバックスクワットの練習としてViPRを使ったスクワットエクササイズということで紹介します。
ヒンジスクワット(ViPR)
名称:ヒンジスクワット(ViPR)
略称:SQ ViPR
目的
:ハムストリング、お尻、背中のストレッチ
・スクワットの練習
・ヒンジの動きの習得
ヒンジって何? さっきからヒンジ、ヒンジって言ってるけどヒンジってなによ? という方はいませんか? ヒンジというのは、昔の二つ折りの携帯電話の蝶番の部分のこと。 パタパタ二つ折りになる動きです。あの部分ことを”ヒンジ”といいます。 べつにトレーニング専用用語でなく、工学的な用語をトレーニングに使っているということです。 |
やり方
・ViPRの直近に立つ。
・足幅は腰幅がおすすめ。
・足先まっすぐに。
(ちょっと開いてもいいですが、まっすぐにできない、というのは問題です。まっすぐにもできるけど、開いた方がやりやすいなら開いてもいい、ってこと。)
・ViPRの上に軽く手を添えます。
・軽く前に押しながら、お尻を後ろに引きます。
ViPRの重さがあるため、お尻を後ろに引いても倒れない、という仕組みです。
・手は前に、お尻は後ろに。
・太ももが床と平行になるくらいまでしっかりお尻を下がることができるといいですね。
・膝が内側に入りやすい場合はチューブを使うといいです。
・骨盤は前傾で背中まっすぐ。
・ViPRを元に戻しながら気をつけの姿勢に戻る
・動きを大きくリズミカルに繰り返します
ポイント
・股関節の動き、お尻や太ももの裏側の筋肉を意識すること
・胸を張る、腰を曲げないこと
:お尻を突き出すように、骨盤を前傾させる
・できる限り大きな動作で行うこと
やって欲しくない動き
・膝から動く、膝が前にでる
・背中が丸くなる
・膝や足首が内側に入る
もし、膝が内側に入りやすい場合はチューブを膝に巻いて行うと外側に張る意識をしやすいです。
ViPRでのヒンジスクワットは通常のスクワットとはやや動きがことなりますが、スクワットで使う筋肉をストレッチできますし、股関節から動く練習にもなります。