運動、栄養がテロメアに及ぼす影響
さて、今日はテロメアの話をしましょう。 テロメアについては以前も書いたのですが、コーチングクリニックという機関紙の中に「運動、栄養がテロメアに及ぼす影響」という記事が出てたので、情報シェアを兼ねてちょっと復習しましょう。 こういう知識は何回も何回も薄く積み重ねながら分かってくるので、またか、、と思わずにお願いします。 さてさて、まずはテロメアの説明から。 簡単に言えば、メルカリみたいなもんです。 いや、違いますね・・・ 私たちの体は変わらないようで常に変わっています。 いわゆる新陳代謝。 古い細胞が消滅し、新しい細胞が生まれているわけです。 細胞が消滅するまでには50〜60回くらい分裂すると言わています。 細胞分裂するメカニズムにテロメアが関係していて、新しいその細胞が分裂しそのたびにテロメアが短くなっていき、最後には消滅します。 そして、テロメアが消滅すると細胞分裂が止まるということです。 そしてそれが老化であり、死へ近づいている、ということなのです。 図にするとこういうこと。 1人の個人として見た場合、テロメアが一番長いのが赤ちゃんのころ。 だんだん短くなっていき、一番短いのが死ぬ時です。 つまりは テロメアの長さを測定すれば、大体の残りの寿命がわかる、ということなのです。 このことから、 テロメアは「命のろうそく」と呼ばれています。 そして、このろうそくが短くなるスピードは一定ではありません。 生活習慣によって早くなったり遅くなったりします。 なので、テロメアをできるだけ長いまま保つことができれば、老化スピードを防げるし、健康寿命を伸ばすことができるということです。 今回の記事によると、 呼吸循環器系体力の高さや下肢筋力とテロメアの長さに関係あるそうです。 (上肢についても関係あると思いたい) また、62種類の運動とテロメア長さの関係の研究結果がでたらしく、それによるとテロメアと身体活動総量とは正相関が認められたそうです。 つまり、運動活路量が多いほど、テロメア長が長いということだそう。 まぁ、ここまで説明していうのもアレですが、、 目新しい情報や意外な情報はなかったですね(笑) つまりは運動をしなさい、ということですよ。 それもちょっとハードな運動をして心臓血管系を鍛えなさい、ということです。 もしテロメアに興味を持ったのであれば どうぞテロメアエフェクト という本をお読みください。 (こちらをクリックすればアマゾンに飛びます。) どうぞご購入ください。 テロメアについてはこの本を読めばだいたい理解できるはずです。 もし、あなたが 結論だけ知りたいのであれば、ざっくりと教えましょう。 このくらいの情報は出しても全く問題ないでしょうから。 ・運動してください。 ・瞑想してください(ヨガもいいんじゃない?) ・睡眠をとってください。 ・食事に気を使いましょう ということが具体的に書いています。 非常に面白い本で、私は本を読みながら大事なところには付箋をつけることが多いのですが、この本は付箋だらけになりそうだったので結局全部付箋をはずしたほどです。 こういった知識について積極的に学んでいくとエクササイズのモチベーションアップになるし、食事についても知識を深めることができます。 情報は週刊誌や雑誌からの情報でなく、こういうところから収集すべきですね。 最後に、前回遺伝子検査のことを、遺伝子検査はビジネスですよ。と書きました。 この本ではこう言っています。 「最後に読者に知って欲しいのは、著者である私たち2人のどちらも、テロメアに関連する商品を売ったり、テロメアのテストをしたりする会社から一切の金銭的利益を受け取っていないということ」 とわざわざ主張しています。 いつも私が言っていますが、多くの研究などはそういうことなのですよ。 変な情報に飛びつかないようにしましょうね。 それだけでもかなりのお金と時間の節約になります。
























