
シリアストレーニーVSなんちゃってトレーナー どっちを信じる?
ニセモノよ、さらば。 先日ある若者と話をしました。 大分のトレーニング業界についてです。 誤解を怖がらずに端的に言えば、ニセモノトレーナーが多いと。 彼はバリバリのボディビルダーなので、トレーナー=トレーニーでなければならないと認識しています。 しかし、実際にはトレーナーと称する人はどうでしょう? 全くトレーニングしていないトレーナーがほとんどなのです。 「え、本当に!?」 「はい本当です。」 なぜか? 実はトレーナーと称される人は大きく3つに分けられます。 MD,AT,S&C ・メディカルトレーナー(怪我した選手を治療する人、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師)、 ・アスレチックトレーナー(治療が終わった選手を競技に戻す人)、 ・ストレングス&コンディショニングトレーナー(元気な人をさらに強くする人) の3つです。 ただこの区分けは、どちらかという競技者向けの分け方です。 例えば、ボディビルやボディメイクのトレーナーはどこに属しているのか、というとこの中のどこでもない。 無理に分ければ、ストレングストレーナーでしょうが、ちょっと違う気がします。 最近やたらにパーソナルジムが増えているようですが、その人がどの立ち位置にいるのかというと、これまた、どこでもありません。 なんとなくトレーナーみたいな。よく分からない。。。 スポーツトレーナー、とかフィットネストレーナーとでもいうのかもしれません。 すごく曖昧な感じですけどね。 大型フィットネスジムのトレーナー(と思われている人)は、ほとんどがトレーナーじゃないので、そもそも範囲外です。 トレーナーとは? トレーナーはあくまでもトレーニングをさせる人のことです。 自分がトレーニングをしているかどうかは別の話です。 なのでトレーニングをする必要はないのです。 しかし、この若者は自分がバリバリのボディビルダーなのでトレーニーでないトレーナを認めたくないようなのです。 自分でトレーニングしない人に何がわかるのか!?と。 「スクワットで膝を出すな!?」 「膝出ないと挙げられないでしょ?」 「膝出さずに100kg挙げてみろよ」 と言う感じです。 (こんな挑戦的な言い方はしてませんけどね。) *でも、まさにそのとおり。スクワットで膝を出すな、は場合によってはミスインストラクションです。 多くのトレーナー(と称する人)は、その体を見れば分かるように、まぁトレーニングしてないな、という体です。 栄養のこともほとんど知らないし、、、 ”そんな人はトレーナーじゃないでしょ!?” ということなのです。 その気持ちはすごーーーーーーくよく分かる! (おじさんも同じ気持ちだよ!) でも、あくまでもトレーナーはトレーニング(=訓練)をさせる人のこと。 例えば、リハビリさせる人も立派なトレーニングなのです。 犬を訓練する人もドッグトレーナーです。犬と一緒に走るわけじゃないけどトレーナーです。 決してウエイトをあげることがトレーニングではないし、シリアストレーニーである必要ではないんです。 体のことを理解して、悪い動きを正して、正しい動きにさせることができればいいのです。 知識があれば実践は選手やお客がやってくれればいい、ってことなんです。 ただ・・・問題は、自分でやらないと正しい動きは分からない、と言うことですけどね。 いったい何人のトレーナーがやっているのか? さて、 ここで世の中のトレーナーと称する人100人を集めたとしましょう。 では、この中で真面目にトレーニングをしているトレーナーは何人いるのか? というと私の感覚では10人くらいだと思います。いやもうちょい少ないか・・・くらいなもんです。 なので・・・ もう、トレーナーという名称を変えたらいいんじゃない? という気がするのです。 ストレングスパーソン、とかウエイトトレーニングスペシャリストとかね。 でもなんか悔しいんですよね。 トレーニングしてない人が”トレーナー”と称してトレーニングを処方し、指導することが・・・ トレーニングしろ、とは言わないけど、 その代わり「私はトレーニングを教えることはできますが、自分ではトレーニングしません」 くらいのことは言って欲しいのです。 迷ったらボディビルダーに聞け! 個人的にはボディビルダーをかなり偏って崇拝しています。 日本でトレーナーと称する人の言うことと、ボディビルダーの言うことが違っていた場合、トレーニングに関してはボディビルダーの言うことを信じます。 栄養についても管理栄養士さんがなんと言おうと、ボディビルダーが正しい。 オリンピック選手は栄養の意見を聴く人を間違っていると思うんですよね。 なぜボディビルダーに聞かないのか? なぜボクサーはボディビルダーに減量を習わないのか・・・ シリアストレーニー応援ジム さて、今日は午前中8時過ぎくらいからジムをオープンします。 シリアストレーニー応援ジムですから。 一生懸命なあなたを応援します!