
ダイエットの食事学
カロリーを減らしているのに痩せないあなたへ。 ダイエット、ダイエット、ダイエット・・・ カウンセリングで「目的」を質問すると ほとんどの人が 「ダイエット」 と回答してます。 気持ちは分かります。 いかにダイエットに困っている人が多いか! そして、絶対に痩せることができる!! そう信じてエクササイズをやっています。 やっていることは正しいです。 そして、「痩せる」ということは簡単なことではありません。 ニンゲンだもの。イキモノだもの。 ダイエットは単なるカロリー収支の計算だけじゃない。 カロリー収支だけでなく、ホルモンとか代謝とかなんだかんだが関係しています。 「痩せホルモン」とか「肥満ホルモン」とか言われているものもあるし、そのホルモンに働きかける酵素、その酵素の働きを助ける補酵素などなど、色々なものが関係してきます。 腸内細菌もあるし、ストレスなども関係してくるのでしょう。 睡眠時間なども関係してくるかもしれません。 カロリー収支はあくまでも基本です。 先日公開しました、この計算機はあくまでも目安です。 あ、これくらい減らす必要があるのね、、と認識してもらうためのもの。 →ダイエットカロリー計算機 しかし、カロリーを減らしてばかりでは生物として、ヒトとしての機能不全になる恐れがあるんじゃないかと思っています。 カロリーを減らし続けることで”何らか”のスイッチが切れて、それ以上に痩せなくなる。 減らしたカロリーを何かで補うために体に負担がかかる。 という悪循環になるんじゃないかな、、と思うです。 なので常にカロリーは”適度な”バランスを保つことが大切だと思っています。 ただし、この「適度」を免罪符にしてはいけません。 痩せるにはカロリー収支は基本 しかし、それだけじゃない。 たまに気持ちよく食べて脳や体を安心させる必要あるし、色々なものを食べることで相互に絡まりあった栄養素がお互いに影響しあいます。 食事ってそういうもんです。 一応言っておこう。 自分の良いように勝手に誤解する人がいるかもしれない。 色々な食べ物っていうのは おにぎりとアンパンとシュークリームというのとは違います。 ご飯とラーメンと餃子も違う。 おにぎりの具を変えても一緒です。 そして「色々なものを食べる」と言うのは量を増やすことじゃない! じゃなくて・・・ 色々や野菜や穀物や果物を食べたり、肉も鶏むね肉だけでなく、豚や牛の色々な部分を食べた方がいいのかなと。 1週間とか1ヶ月とか中期的なスパンでね。 カロリーを減らしているのに痩せない、 という人は、栄養が極端に偏ってないか、考えてみてはいかがでしょう? 思うに、 カロリー収支を計算しなくても、栄養学的には偏っていても、自然にあるような肉や果物などを食べて、人工的であったり、化学的なものを食べなければ、そこそこキレイになっていくじゃないかな、と思ったりします。 何を食べればいいのか分からない、という場合は 【食べちゃ悪そうなものは食べない】 という引き算的な発想をオススメします。 何を食べればいいのか? でなく 何を食べなければいいのか? という問いにしましょう。 これを食べちゃダメかな、、でなく これを食べてもいいだろうか? と問いをしてください。 実際のところ食事については、表面的な栄養学だけでは分からない部分が多いです。 基本的なところははっきりしてます。 体を作るのはタンパク質だし、炭水化物や脂質という栄養素があり、ビタミンやミネラルの効果もある程度わかっている。 しかし、それがどの程度”あなたの身体”に必要なのか、あなたの身体でどれだけが、どのように代謝されているのは分からないのです。 多分、栄養素と体に関しては2割くらいしか分かってないと思う。 だから私は栄養士さんの言うことは聞きません。 栄養士さんはバランスよくメニューを考えるプロです。 そこはリスペクト。 決してダイエットやボディメイクのプロじゃない。 身体づくりのプロでもない。 いわばトレーニングやヨガを本で知っているだけで実践していない人たちだから。 そこに期待してはダメだと思う。 誤解をおそれず言えば、栄養学なんてほぼ意味がないのですよ! 必要量も人によって違うし、代謝機能も違う。腸内細菌も違うし、ストレスも違う。 睡眠時間も違います。 食事については、何を、どれだけ、どうやって食べるかなど全体的、包括的に考えていくことが必要です。 食べてないのに痩せない、、 なんて場合は、何かがおかしいのです。 量が少なすぎるのかもしれない。 変なものを食べているのかもしれません。 ただし! あなたはきっと食べ過ぎています!!! まずは食事量を減らしましょう・・・ 細かいところはその後で。。